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子どもにイライラしちゃうのは私だけ?
イヤイヤ期という言葉がある通り、1歳後半頃から子どもは自我が芽生える時期です。自己主張が明確になり、大人が思うようにはいかなくなるのです。
これは実に多くの親御様が経験しており、子どもに対してイライラを募らせてしまうのは仕方がありません。
「イヤイヤ期」=「成長過程で必要な時期」と割り切ると少し楽になりますよ。
最も避けたいのがイライラしてつい強い口調で怒鳴ったり、食事をとりあげたりしてしまうこと。
怒りの感情のピークは長くて6秒と言われています。イラっとしたら、ゆっくり3回深呼吸をしてみてください。
そして、穏やかな口調で子どもにどうしたかったのか尋ねたり、〇〇にする?△△にする?と選択肢を与えたりすると効果的です。
実際、自分自身で選択したことはこなそうと頑張ってくれることが多いです。きちんと行動が見られたらすかさず褒めてあげてくださいね。
2歳児がご飯を食べてくれない3つの理由とは?
先述した通り、2歳前後になると自我が芽生える時期です。
また、味覚が発達して好きなものと嫌いなものがはっきりします。そのため2歳児がご飯を食べてくれないことはよくあることです。
①物心がつき始め、味を理解するようになったから
生後間もない2歳の子どもも、それまでの食事から味や食感、匂いなどさまざまなことを学び成長しています。
また、何事も自分でやりたい自我が芽生える時期になので、食事を思うように食べてくれなくても成長の過程として受け止めましょう。
②イヤイヤ期の突入
2歳前後はイヤイヤ期のピークです。何に対してもとりあえずはイヤ!と言いたくなる子も。初めましての食べ物は食べたことがなくても拒否することが多いです。気楽に構えましょう。
③お腹がすいてないと遊びに夢中になるから
ご飯を食べるときは、まずはお腹がすいていることが大前提。
無理やり遊びを中断された子なら、目の前のご飯をおもちゃのようにしてぐちゃっとしてみたり、投げてしまったりすることもあります。
大人でも、お腹がすいていないと食欲は湧きませんよね。
それが子どもなら尚更です。
子どもにとっては、決まった時間に食べてほしい大人の都合は関係ありません。食事の時間前は食べ物を与えない、おやつを適量にする、食事の前の活動を増やすなどして調整するのが賢い方法です。
ご飯を食べてもらえるようになる対策方法
子どもがご飯を食べてもらえるようになるには、
- 何を嫌がっているのか大人が見極める
- 苦手な食材が料理として出される前に一度触れておく
- 周囲の大人や子どもがおいしそうに食べている様子を見せる
などの対策方法が効果的です。
子ども自身が納得して食べられるように、大人が工夫していきましょう。
2歳になると、1歳の時と比べて格段に味覚が育っています。
0〜1歳頃の離乳食では食感、温度、匂い、色彩、舌触りなどの五感を通して食べ物のおいしさを学んでいきます。
そして2歳を過ぎると自我の発達と共に、食事の好みをはっきり主張するようになります。
これは味付けの問題だけでなく、体調が悪かったり、無理やり食べさせられたり、一度経験して嫌な記憶が残っていたりなどの他の要因に関することも多いもの。
そのため、まずやってほしいことは何を嫌がっているのか大人が見極めること。
ずっと口の中に入っていたら食感が嫌なのかもしれない、口にそもそも入れず見た目で排除していたら色や形が気に食わないのかもしれない。
子どもが自ら何が嫌なのか伝えることはまだ難しいので、まずは見守る大人が子どもをじっくりと観察することが大切です。
次にやってみてほしいことは、食卓に苦手な食材が登場する前に事前に触れる機会をもうけること。スーパーで子どもに選んでもらったり、トマトなどの野菜なら水で一緒に洗ってもらったり、ヘタをとってもらったりすることで食材に対する抵抗感をなくすことができます。
他にも、周りの大人や子どもがおいしそうに食べている姿を見せることも興味を持つきっかけになります。
イヤイヤ期の2歳児でも、好きなものや食べてくれるものは何かしらあるはずです。
今は少し偏っても、3歳以降になれば少しずつ食べられるようになることが多いです。過度に心配せず、おおらかな気持ちで子どもに接しましょう。
ただ急激に体重が減るなど、体調がすぐれない場合は一度医師に診察してもらうことも検討してみてください。
2歳児のご飯に取り入れやすいにこにこ鉄分
最初からバランスよく食べてくれる子はほぼいません。でも親として栄養が足りているか心配ですよね。そこでおすすめなのがにこにこ鉄分です。
成長期に欠かせない鉄分をはじめ、カルシウム、タンパク質、ビタミンなどを補うことができるので一石三鳥な商品です。
ほうれん草やレバーなど鉄分が豊富な食材は食べづらい傾向があります。
しかし、にこにこ鉄分は粉末状になっていて、熱に強く、味の変化が少ないためどんな料理に入れてもOKです。1日に必要な鉄分をたった1本だけで摂れるので、栄養が心配な方はぜひ一度試してみてくださいね。
▽ライタープロフィール
管理栄養士とヘルシーアンドビューティーフードアドバイザーの資格保有。
管理栄養士専攻大学卒業後、保育園にて勤務。
主に、献立作成・栄養管理・調理業務・食育活動・保護者や地域見学者への栄養相談に