離乳食に使える調味料は?塩分・味付けの目安を月齢別に解説

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離乳食に使える調味料と味付けの目安


離乳食では調味料をなるべく使わず、だし汁や野菜の煮汁などを使用して素材本来の味を楽しみます。

生後9カ月ごろの後期以降になって離乳食を食べてくれない場合は、少量の調味料を加えて味付けに変化を加えるのもおすすめです。

離乳食の時期は大人と同じ量の調味料は使用できないので、食品本来の味を生かしながら薄味で仕上げましょう。離乳食で調味料を使用する際には、月齢ごとに食べられる調味料や与えられる目安量を理解しておくといいですね。

【離乳食初期】5〜6ヶ月ごろの離乳食の調味料と味付け

生後5〜6カ月ごろの離乳食初期では、調味料は使用しません。「日本人食事摂取基準2020年版」より、生後5ヶ月の1日の塩分摂取目安量は0.3g、生後6ヶ月では1.5gと定められています。

味に変化をつけたい場合は、だし汁や野菜を煮たあとの汁、育児用ミルクなどを取り入れるとよいでしょう。

うま味や塩分を含む食材を調味料の代わりに取り入れると、美味しく食べられるので試してみてください。

<離乳食初期の味付けにおすすめの食品>
・昆布だし
・かつお出汁
・しいたけ出汁
・食パン
・うどん
・塩抜きしたしらす
・育児用ミルク  など

【離乳食中期】7〜8ヶ月ごろの離乳食の調味料と味付け

生後7〜8カ月ごろの離乳食中期でも、まだ調味料は使いません。「日本人食事摂取基準2020年版」より、生後7〜8ヶ月の1日あたりの塩分摂取目安量は1.5gと定められています。

味に変化を出したい場合は、初期と同様にうま味や塩分を含む食べ物を取り入れるとよいでしょう。

<離乳食中期の味付けにおすすめの食品>
・カッテージチーズ
・きなこ
・ツナ水煮缶(食塩不使用)
・少量のバター
・ヨーグルト(無糖)
・育児用ミルク  など

【離乳食後期】9〜11ヶ月ごろの離乳食の調味料と味付け

生後9〜11ヶ月ごろの離乳食後期では、少量の塩や砂糖、しょうゆ、みそなどの調味料が使えるようになります。ただし赤ちゃんが調味料なしでも離乳食を食べられている場合は、あえて調味料を使う必要はありません。

「日本人食事摂取基準2020年版」より、生後9〜11ヶ月の1日あたりの塩分摂取目安量は1.5gと定められています。

単調な離乳食に飽きてあまり食べてくれなくなった場合には、少量の調味料を使ってみるのもよいでしょう。

<離乳食後期の味付けにおすすめの食品>
・桜えび
・プロセスチーズ
・粉チーズ
・バター
・塩抜きした塩鮭

<離乳食後期におすすめの調味料>
・塩
・砂糖
・しょうゆ
・みそ
・ケチャップ
・マヨネーズ
・みりん
・酒
・酢
・サラダ油
・オリーブオイル
・ごま油
・甘酒   など

【離乳食完了期】12〜18ヶ月ごろの離乳食の調味料と味付け

生後12〜18ヶ月の離乳食完了期では、まだ大人と同じ調味料のほとんどが使えるようになります。そのため大人の料理から取り分けて、薄めてから与えるのもよいでしょう。

「日本人食事摂取基準2020年版」より、生後12〜18ヶ月の1日あたりの塩分摂取量は3.0g未満にすることが推奨されています。

大人用のコンソメや中濃ソース、ウスターソースなどのソース類も少量であれば使えるようになりますが、使い過ぎには気をつけましょう。

<離乳食完了期におすすめの調味料>
・コンソメ(大人用)
・中濃ソース
・ウスターソース
・とんかつソース
・塩麹      など

離乳食におすすめしない調味料

砂糖の代わりにハチミツを与えたい場合は、生後1歳以上になってから与えましょう
生後1歳未満児にハチミツを与えると、体内でボツリヌス菌が増殖してしまい毒素を作ってしまう恐れがあるため注意が必要です。

また刺激の強いものや、塩分や糖分が多い調味料を離乳食で使用するのは避けましょう。

<離乳食におすすめしない調味料>
・豆板醤
・甜麺醤
・粒マスタード
・わさび
・からし
・山椒
・こしょう
・唐辛子
・ピーナッツバター など

栄養バランスの取れた離乳食に にこにこ鉄分



生後9〜11ヶ月ごろになって、離乳食をあまり食べてくれなくなってきた時におすすめの調味料。調味料を使っても離乳食をなかなか食べてくれないという時には「にこにこ鉄分」がおすすめです!

「にこにこ鉄分」は、離乳食初期から食べられる粉末タイプの栄養補助食品です。普段の料理に混ぜるだけで、簡単に赤ちゃんの成長に必要な鉄分やタンパク質、カルシウムなどの栄養を補えます!

離乳食の栄養バランスが気になる方はぜひ試してみてくださいね。



おわりに


素材本来の味を生かした調理法の離乳食。

単調な味に飽きてしまって離乳食を食べなくなった赤ちゃんには、うま味や塩分の感じられる食材を取り入れたり、月齢に合わせて食べられる調味料を少量使ってみるのもおすすめです。

赤ちゃんが離乳食をあまり食べてくれない場合は、ぜひこの記事を参考に調味料を生かした離乳食作りを取り入れてみてくださいね。

【ライタープロフィール】

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。