知育とは?幼児教育で大切な知育方法を紹介

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知育とは


名称は知っているけど、実際に詳しくは理解していない方も多い知育。

「知育はなぜ必要なの?」「何歳から始めればいい?」「どんな知育方法がおすすめ?」など気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は知育がどんな教育でなぜ必要なのか、モンテッソーリ教育について解説します。

子供の年齢別に行う知育のポイントやおすすめの知育方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

知育はどんな教育?

知育は徳育・体育に対して、知識の習得によって知能を高めることを目的とする教育で、イギリスの学者であるハーバート・スペンサーによって唱えられている「三育(徳育・体育・知育)」のうちのひとつです。

知育学習はおもちゃや絵本などで楽しんで取り組めるため、0歳の赤ちゃんから始められます。

1歳以降の幼児では、自分でできる作業も増えてくるので発達に合わせた知育方法を取り入れるとよいでしょう。

 

知育はなぜ必要?

知能を高める知育は、社会で生きていくためには必要な要素のうちのひとつです。知育がなぜ小さい子供に必要なのか気になりますよね。

知育に取り組むと自分で考えて行動することができるようになったり、集中して物事に取り組むことができるようになったりするメリットがあります。

幼児期は脳が大きく成長する時期でもあるので、考え方が柔軟な小さい子供のうちから知育を取り入れるのがおすすめです。

 

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育とは、子供が本来もつ発達する力や自立しようとする力を尊重し、その力が発揮されるように環境を整えてあげる知育教育のことをいいます。

大人が子供に対して何かを教えようとするのではなく、子供が主体となってさまざまな出来事を自分のペースで学ぶように心がける必要がある学習方法です。

モンテッソーリ教育では子供自身がやってみたいと感じることや、触ってみたいと思う環境を大人が用意してあげましょう。また子供の発達に合わせて、環境を用意してあげる必要があります。

 

年齢別知育のポイント


知能を高めるために必要な知育は、子供の発達に合わせて行うことが大切です。子供は年齢によっても興味関心をもつものが違っているため、その時に楽しめる方法を取り入れみてください。

年齢ごとに現れる発達から見る知育のポイントを解説するので、どんなものに興味を持つ時期なのか知りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

0〜1歳の知育


生まれたばかりの0歳は寝ているだけの状態ですが、生後6カ月では物を握ったり掴んだりできるようになります。また1歳になると色や音をしっかり識別できるようになってくるなど、発達が大きい時期でもあります。

見たり聞いたり触ったりすることに興味を持つ時期でもあるので、色のはっきりしたおもちゃを選んであげたり、口に入れても安全で触られるものを選んであげたりするとよいでしょう。

<0〜1歳におすすめの知育>
・語りかけ(新生児以降)
・ベッドメリー(新生児以降)
・童謡を歌う(新生児以降)
・ボール(生後3カ月以降)
・絵本の読み聞かせ(生後3カ月以降)
・握れる積み木やキューブ(生後6カ月以降)など

 

2〜3歳の知育


2〜3歳では手先が器用に動かせるようになるので、指先がたくさん動かせられる知育がおすすめです。

自己表現の楽しさを体験できるお絵描きや、想像力や集中力を育める粘土などの作業も向いています。


<2〜3歳におすすめの知育>
・シール遊び
・積み木
・パズル
・粘土
・ごっこ遊び
・おままごとセット
・お絵描き       など

4〜6歳の知育


4〜6歳になると徐々に言葉や文字、数字に興味を持つようになってきます。普段の遊びから言葉や文字、数字などを取り入れてみましょう。

ゲームのルールを理解できるようになる時期でもあるので、簡単なルールがある遊びを一緒に楽しむのもおすすめです。


<4〜6歳におすすめの知育>
・しりとり
・数字や文字が書かれた積み木やパズル
・かるた
・ごっこ遊び
・将棋や囲碁 など

主な知育方法3選


知育方法にはさまざまな種類が存在しています。それぞれどんなメリットやデメリットがあるのか理解して、子供の発達に合わせた方法を取り入れてみてくださいね。

知育玩具を使う


知育玩具は言葉や数字、音などの仕掛けがあるものが多く販売されているので、日常生活の中で楽しく知育を取り入れられます。

0歳〜6歳程度までの幅広い年齢を対象として製造されているので、子供の年齢に合わせたものを選びましょう。また伸ばしたい能力や目的を考えて購入するのがおすすめです。

ただし対象年齢ごとにおもちゃを変えてあげるため、使わなくなったおもちゃが家に溜まっていってしまうというデメリットもあります。

・パズル
・積み木
・音の出る絵本
・ブロック    など

幼児教材を使う


3〜5歳であれば、幼児教材を取り入れてみるのもよいでしょう。幼児教材には毎月家に届く通信教材や、本屋さんなどで購入できる市販のドリルなどがあります。

子供の年齢や発達に合わせた教材を使うことで、勉強に対する意識や好奇心を高められるのでおすすめです。

ただし子供に対して過剰な期待を与えてしまうと、プレッシャーとなって勉強を嫌がる可能性もあります。また通信教材は、教材の費用が毎月かかってしまうというデメリットもあります。

・絵本
・ドリル
・通信教育  など

 

日常で取り組める知育


知育方法には知育玩具や幼児教材以外にも、日常で簡単に取り組めるものもあります。

日常で取り組める知育方法について紹介するので、余裕がある時にぜひ試してみてくださいね。


 

言葉を使う遊び


3歳以降であれば言葉を使う遊びに興味関心をもつようになります。

言葉を使う遊びはコミュニケーション能力や、考える力が身につけられるメリットがあるのでおすすめです。

・絵本の読み聞かせ
・なぞなぞ
・しりとり
・色探しゲーム    など



 

手を使う遊び


生後6カ月以降からおすすめの手を使う遊び。手を使う遊びは集中力や想像力を高めるため、日常生活で取り入れるのがおすすめです。

ただし物を口に入れやすい時期では窒息などの危険性もあるため、安全面に配慮して遊ばせてあげましょう。

・紐や棒を握らせてあげる(6カ月以降)
・紐通し(1歳以降)
・折り紙(2歳半以降)    など


 

料理(食育)


食育とは食に関する知識と、自ら食を選択する力を習得することで「食べる力」を育むことです。食事の重要性や楽しさを知り、食べ物や作る人への感謝の気持ちをもてる子になるメリットがあります。

小さい子供のうちは食材に触れてみることから始め、料理のお手伝いができる年齢になったら一緒に食事を用意して食べるのもよいでしょう。

ご飯を残さずに食べる大切さを身につけることも学べます。

・野菜や果物に触れる(1歳以降)
・野菜スタンプ(1歳以降)
・野菜の栽培(3歳前後以降)
・野菜の皮むき(2歳以降)
・料理のお手伝い(2歳半以降)
・買い物で一緒に食材を選ぶ(2歳半以降)など


 

好き嫌いの多い子供の食育におすすめ にこにこ鉄分

知育方法として、日常生活でも取り組みやすい食育。しかし1歳以降の子供では自我が芽生え、偏食や遊び食べなどの悩みが現れやすい時期でもあります。

子供の好き嫌いが激しいと、食育どころではないというママやパパも多いのではないでしょうか。そんな方には、好き嫌いの多い子供でも食べやすい粉末タイプの「にこにこ鉄分」がおすすめです!

ほとんど無味無臭なので、子供の好きな食べ物に混ぜるだけで簡単に子供の成長に必要な栄養素を補えます。子供自身で料理にふりかけてもらって、仕上げてもらうのもおすすめです。

「おいしいご飯が出来上がる魔法の粉をかけてみて」と声かけをしてあげると、興味を持って楽しく栄養を摂ってくれるかもしれません。ぜひ毎日の食事で「にこにこ鉄分」を取り入れてみてくださいね。



おわりに

なんとなく子供の成長にいいイメージがある方も多い知育。知育は知能を高める目的として取り入れられる教育のことで、脳が完成する前の小さい子供におすすめです。

知育は自分で考えて行動することができるようになるメリットがありますが、大人が子供の年齢や発達に応じて環境をととのえてあげることが大切です。

知育玩具や幼児教材を使うだけでなく、日常の生活でも簡単に取り入れられるのでぜひ試してみてくださいね。

 

【ライタープロフィール】

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。