1歳児の体重が増えない原因は栄養不足?理由と解消方法を解説【管理栄養士監修】

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赤ちゃんの体重が増えないのはなぜ?

赤ちゃんの寝顔

赤ちゃんの体重が増えない原因には、体調不良や摂取エネルギーの不足、運動量の増加などさまざまな要因が考えられます。
体調が悪いことによって栄養をしっかり摂れなかったり、卒乳によって離乳食からの栄養補給が十分でなかったりさまざまな要因が考えられます。

1歳ごろでは体重の増減が緩やかになってくる時期でもあるので、過度に心配しすぎる必要はないでしょう。
成長曲線に沿って成長しているようであれば、体重を増やすためのポイントを取り入れながら様子を見てあげるといいですね。

1歳児の体重の目安

体重計の画像
1歳児の男の子と女の子、それぞれの体重の目安について解説します。
ただし赤ちゃんの体重の増え方はそれぞれ違っています。
体重の目安はあくまでも参考程度にして、成長曲線に沿って増えているかどうかを重視しましょう。

1歳児の男の子と女の子の平均体重

1歳児の男の子と女の子の平均体重 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/73-22-01.pdf

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/73-22-01.pdf

赤ちゃんの体重が増えない原因

ペースト状の離乳食
赤ちゃんの体重が増えない原因には、食生活や生活習慣の乱れなどさまざまな要因が影響しています。
体重が増えない原因を知って、赤ちゃんに合わせた対策を取り入れてみるとよいでしょう。

母乳やミルクをやめて摂取エネルギー量が減った

1歳ごろの離乳食完了期になると、1日あたりの食事回数は離乳食が3回と補食が2回になります。
離乳食をしっかり食べられている場合は、母乳やミルクを与えなくなる方も多い時期です。

離乳食をちゃんと食べられていると思って母乳やミルクを卒業しても、実際は離乳食の量が十分でなければ摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ってしまい体重が増えにくくなってしまいます。

離乳食がうまく食べられない

朝食を食べなかったり極端な偏食や少食があったりすると、成長のために必要なエネルギーが不足してしまいます。
生活習慣や食事を見直して、工夫を取り入れる必要があります。
1日3食の離乳食と1〜2回の補食をしっかり摂ることを意識しましょう。

病気によるもの

1歳の赤ちゃんではさまざまな原因から、体重の増加が緩やかになる時期でもあります。
成長曲線に沿って増えていて元気そうであればあまり気にする必要はありません。

ただし急に極端な体重減少が見られたり機嫌が悪かったりしている場合は、病気に罹っている可能性もあるので注意が必要です。
不安を感じたらかかりつけの小児科などの病院を受診して相談してみるのもよいでしょう。

赤ちゃんの体重を増やすためのポイント

離乳食を食べる赤ちゃん
赤ちゃんの体重が増えない場合は、増やすためのポイントを押さえておくとよいでしょう。
今回は食事に関するアプローチ方法を紹介します。

十分な睡眠時間を確保することや生活リズムを整えることも一緒に意識しながら、離乳食での工夫を取り入れてみましょう。

食事の回数や量を見直す

1歳ごろの離乳食完了期では、1日3食に加えて2回の補食を取り入れることが重要です。
朝食が摂れていないと1日に必要なエネルギーが不足してしまうので、睡眠時間をしっかり確保して朝食を与えるように意識しましょう。

1回の食事量が少ないなどの少食の場合は、健康的な補食を取り入れて食事回数を増やすことで総摂取カロリーを増やすことができます。
また食欲が出るように、日中身体を使って遊ぶのもよいでしょう。

フォローアップミルクを与える

1歳ごろの赤ちゃんで体重が増えないことに悩んでいる方は、離乳食に加えてフォローアップミルクを利用してみるのもよいでしょう。
フォローアップミルクは生後9カ月以降から与えられるミルクで、離乳食をうまく食べられない時の栄養補給に向いています。

育児用ミルクよりも鉄分やビタミンDが豊富に含まれているので、母乳やミルクをやめた後のエネルギー不足が気になる方は試してみてくださいね。

離乳食のレシピを工夫する

1歳ごろの離乳食では食事からエネルギーをしっかり摂れるように、離乳食のレシピを工夫してみるのもよいでしょう。
ごはんなどの炭水化物だけでなく、肉や魚などのタンパク質やチーズやバターなどの脂質も一緒に補いましょう。

ただし揚げ物などの脂質が多すぎるメニューは、食べ過ぎると胃腸に負担をかけてしまいます。
1歳を過ぎると少量であれば食べられますが、食べ過ぎには注意しましょう。

1歳児の赤ちゃんが食べやすい離乳食レシピ

体重がなかなか増えない時の補食にも向いているレシピやタンパク質をしっかり補えるレシピなど、1歳児の赤ちゃんが食べやすい離乳食レシピを紹介します。ぜひ参考にして作ったみてくださいね。

レシピ①ツナとほうれん草のおにぎり

ツナとほうれん草のおにぎり
【材料(1人分)】
・温かいごはん   80g
・豚ひき肉     15g
・ほうれん草    30g
・サラダ油     適量
・しょうゆ     小さじ1/2
・塩        少々

【作り方】
①ほうれん草は1cm角に切る
②フライパンに油を熱し、豚ひき肉と①を加えてしんなりするまで炒める
③しょうゆと塩で味付けする
④温かいごはんに混ぜて、おにぎりに成形する

レシピ②麻婆丼

麻婆丼
【材料(1人分)】
・ごはん     80g
・絹ごし豆腐   40g
・豚ひき肉    15g
・玉ねぎ     15g
・みそ      小さじ1/2
・砂糖      小さじ1/2
・水       大さじ1
・水溶き片栗粉  適量

【作り方】
①玉ねぎはみじん切りにする。豆腐は1cm角にする
②フライパンで豚ひき肉と玉ねぎを炒める
③火が通ったらみそと砂糖、水を加えて味をつけ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける
④①の豆腐を加えて混ぜ合わせる
⑤ごはんの上に④をのせる

栄養バランスの取れた食事におすすめ にこにこ鉄分



1歳の赤ちゃんで体重が増えない時は、炭水化物やタンパク質、脂質が補える栄養バランスのいい食事を意識する必要があります。
成長に必要な栄養素を手軽に補いたいという方は「にこにこ鉄分」がおすすめです。

にこにこ鉄分は赤ちゃん用の粉末サプリメントで、料理に混ぜるだけで簡単にタンパク質や鉄分、ビタミンなどの栄養素を補えるのでぜひ試してみてくださいね。



まとめ

離乳食
1歳児の赤ちゃんは偏食や少食などが原因で離乳食をうまく食べてくれなかったり、母乳やミルクを卒業することでエネルギーが不足しやすくなったりする時期でもあります。
1日3回の離乳食と補食を取り入れて、エネルギーが不足してしまわないように意識しましょう。

また赤ちゃんの成長スピードは子どもによって違っています。
機嫌がよく成長曲線に沿って体重や身長が増えているようであれば、問題ないことがほとんどなので見守ってあげましょう。

よくある質問

Q1. 子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?
A. 貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。
Q2. 子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?
A. 1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。
Q3. 鉄分を多く含む食材には何がありますか?
A. レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。
Q4. 子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?
A. ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。
Q5. 鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?
A.1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包親子で利用することが可能です。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。