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赤ちゃんの離乳食にレバーをあげても大丈夫?調理方法やおすすめレシピを紹介

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レバーは栄養豊富な食材ですが、そのクセのある味や風味から、赤ちゃんが「苦手」と感じることもよくあります。
まずは鶏レバーから始めるのがおすすめで、生後7〜8か月(離乳食中期)の後半あたりに、少量をペースト状にして試してみるとよいでしょう。
豚レバー・牛レバーは少し風味が強いので、慣れてきた後期以降に取り入れると成功しやすいです。

赤ちゃんの離乳食にレバーをあげても大丈夫?

赤ちゃんの成長に必要な栄養が豊富に含まれているレバー。
「離乳食でレバーはいつから食べられる?」「レバーの下処理はどうやってすればいい?」「レバーを使ったおすすめの離乳食レシピはある?」など気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は管理栄養士が離乳食でレバーを食べられる時期や栄養成分、下処理や冷凍方法などの調理のポイント、レバーの離乳食レシピを紹介します。

ぜひこの記事を参考に、毎日の離乳食作りでレバーを取り入れてみてくださいね。
にこにこ鉄分

レバーは離乳食中期(7ヶ月〜8ヶ月)から与えてOK

レバーは離乳食中期(7ヶ月〜8ヶ月)から与えてOK
鶏レバーや牛レバー、豚レバーなどのレバーは、生後7〜8ヶ月以降に食べられる食材です。

レバーを与える際はアレルギー症状が出ないか確認するするためにも鶏肉や豚肉、牛肉などの肉類を試してから与えましょう。
レバーはそのままではかたいので、生後7〜11ヶ月ごろまではペースト状にしたものを調理します。

中期では1回あたり約10g、後期では1回あたり約15gを目安に与えましょう。
生後12〜18ヶ月ごろの完了期では粗くみじん切りにしたものを1回あたり約15gを目安に与えるとよいですね。

レバーに含まれる栄養

レバーには鉄分やタンパク質、亜鉛やビタミンAなどの赤ちゃんの成長に必要な栄養素が豊富に含まれています。

赤ちゃんは生後6ヶ月以降になるとママからもらって生まれてきた鉄分が不足してきてしまうので、効率よく鉄分を補えるレバーを離乳食で取り入れてみるとよいでしょう。

ただしレバーにはからだに蓄積されやすい脂溶性ビタミンのビタミンAが豊富に含まれているため、食べ過ぎには注意が必要です。毎日多量に摂取してしまうと、かえって体調が悪くなってしまう可能性もあるので気をつけましょう。

どのくらい食べさせていい?量と頻度の目安

初めての頃は、ごく少量を週に1回程度から始めるのが安心です。
例えば中期なら10〜15gの鶏レバーを離乳食のメニューに混ぜるくらい、後期〜完了期には15〜20gほどまで試せるようになります。
ただし毎日大量に与えるのは避け、鉄分・ビタミンAなど他の栄養素もバランスよく含む食材と組み合わせて使いましょう。

レバーを調理する際のポイント

レバーを調理する際のポイント
レバーを調理する際のポイントとして下処理の方法や冷凍方法を紹介します。

まずは下処理から!臭みを抑えて食べやすく

レバーの調理は少し手間ですが、下処理を丁寧にすることで、赤ちゃんにも食べやすくなります。

血や筋を取り除き、水または牛乳にしばらく浸けることで臭みを軽減できます。
その後、沸騰したお湯でしっかり火を通すことを忘れずに。
テクスチャーは月齢に応じて柔らかいペーストから始め、みじん切り、粗みじん切りへと段階を上げていきましょう。

レバーの下処理方法

①ボウルに水を張る。
②流水を流しながら、①の中でレバーの血の部分を洗い流す。
③牛乳に10分漬け込む。
④流水で洗い流す。

レバーの下処理が済んだら、熱湯で15分程度ゆでてから赤ちゃんの月齢ごとの形状にして調理しましょう。

下処理をしても臭みが強い場合はお肉に混ぜてハンバーグや肉団子にしたり、トマト缶を一緒に使って煮込んだりすることで、独特の臭みをやわらげられます。

選び方と保存のコツで、レバーをより使いやすく

レバーは鮮度が非常に大切です。
鮮やかな赤色でツヤのあるもの、ドリップが少ないものを選ぶと良いでしょう。
下処理したレバーは、冷凍保存しておくと便利です。

ペースト状または刻んだ状態にして製氷皿や小分けにして凍らせ、使いたいときに使いたい分だけ使うことで手間を軽くできます。

レバーの冷凍方法

レバーは冷凍保存も可能な食材です。
離乳食では少量しか使わないため、余ってしまった分は小分けにして冷凍しておくとよいでしょう。

下処理したレバーを月齢ごとの形状にしたら、冷凍保存容器や冷凍保存袋に1回量ずつ入れて密閉してから冷凍します。

もしくは下処理した状態のレバーをそのままラップに包んで、冷凍保存袋に入れてから冷凍しておく方法もおすすめです。凍ったまますりおろすと簡単に細かくできるので料理で手軽に使えます。

冷凍したレバーは、1週間以内に使い切るようにしておきましょう。

レバーの離乳食後期レシピ

カレー風レバーペースト

パンに塗ったり挟んだりして楽しめるカレー風レバーペースト。離乳食後期以降の赤ちゃんで鉄分補給レシピを探している方におすすめです。
レバーの離乳食後期レシピ
【材料(作りやすい分量)】
・鶏レバー(下処理済み)…100g
・トマト缶…大さじ2
・カレー粉…少々
・しょうゆ…少々
・砂糖…小さじ1/3

【作り方】
①下処理済みの鶏レバーをゆでる。
②みじん切りにしてすりつぶし、ペースト状にする。
③鍋に①とトマト缶、カレー粉としょうゆ、砂糖を加えて弱火にかける。
④水分がなくなるまで煮詰める。

気をつけたいこと:ビタミンAと過剰な与え方のリスク

レバーには確かに鉄分が豊富ですが、同時にビタミンAなど脂溶性ビタミンも多く含まれており、過剰に摂ると体に負担がかかることがあります。
特に毎日たくさん与えるのではなく、週に1〜2回程度を目安に、他の鉄分食材とも組み合わせて使うことが望ましいです。
また、初めて使う場合はアレルギー反応がないか少量から様子を見ながら取り入れてみてください。

にこにこ鉄分で手軽な鉄分補給を

効率よく鉄分を補給するのにおすすめのレバー。

レバーは下処理が必要だったり独特の臭みを赤ちゃんが嫌がったりすることもあるため、離乳食で使うのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

鉄分を手軽に摂取したいという場合には、赤ちゃんから使えるサプリメントを利用するのもよいでしょう。

レバーに豊富な鉄分を手軽に補給したい方には「にこにこ鉄分」がおすすめです!「にこにこ鉄分」は、鉄分やタンパク質、カルシウムなどの赤ちゃんの成長に必要な栄養素をまとめて補えます。

粉末タイプなので、普段の料理に混ぜるだけで簡単に鉄分補給が可能です。レバーの下処理は面倒だけど、鉄分を効率よく補給したいという方はぜひ試してみてくださいね。

にこにこ鉄分

おわりに

レバーの離乳食
生後7〜8ヶ月以降の離乳食中期から食べられるレバーは、鉄分やタンパク質など赤ちゃんの成長に必要な栄養が豊富に含まれています。

独特の臭みが強く加熱するとかたくなってしまうので、離乳食で使う際は下処理をしてから赤ちゃんの月齢に合わせた形状にして与えましょう。

鉄分補給はしたいけど離乳食でレバーを使うのは大変という方は、鉄分を手軽に補えるサプリメントを試してみるのもおすすめです。

ぜひ毎日の離乳食作りで、栄養価の高いレバーを取り入れてみてくださいね。

よくある質問

Q:子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?

貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。

Q:子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?

1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。

Q:鉄分を多く含む食材には何がありますか?

レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。

Q:子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?

ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。

Q:鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?

1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包、親子で利用することが可能です。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

 

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ほうれん草と鉄分 鉄分補給は本当にできる?

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ほうれん草に含まれる栄養素

にこにこ鉄分
生後5〜6ヶ月の離乳食初期から食べられるほうれん草。葉の部分はやわらかくスーパーでも年中手に入りやすいほうれん草は、離乳食で使う野菜に向いています。
今回は管理栄養士がほうれん草に含まれている栄養素についてや、離乳食で使うのにどんなメリットがあるのかを解説するので、この記事を参考に毎日の離乳食作りでほうれん草を取り入れてみてくださいね。

ほうれん草に含まれる栄養素

鉄分

生のほうれん草はゆでたり油で炒めたりすると、鉄分が半分程度に減ってしまう性質をもちます。
離乳食でほうれん草から鉄分を補いたい場合は、他の食材との組み合わせや調理法の工夫を取り入れるとよいでしょう。

ビタミンA・ ビタミンC

ほうれん草には、ビタミンAやビタミンCなどの栄養素も豊富に含まれています。ビタミンAやビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
強い抗酸化作用を持つことから、抵抗力の少ない赤ちゃんにもおすすめです。

カリウム

ゆでたり油で炒めたりするとカリウム含有量は少なくなってしまいますが、それでも野菜類の中では比較的多い特徴があります。

ほうれん草と一緒に摂取すると効果的な栄養素

ビタミンC

ビタミンCは非ヘム鉄を「体に吸収されやすい形」に変える働きがあります。

ほうれん草のおひたしにレモンを絞ったり、サラダにトマトやパプリカ、いちごやみかんなどの果物を添えると、鉄分の吸収率がぐんと上がります。
普段の料理にちょっとした工夫で取り入れられるので、日常的に実践しやすい方法です。


タンパク質

非ヘム鉄は、そのままでは体に吸収されにくい性質がありますが、肉や魚、卵などの動物性タンパク質と一緒にとることで吸収率が高まります。

例えば、ほうれん草と卵を使ったオムレツや、豚肉と炒め合わせた常備菜などがおすすめです。
動物性タンパク質に含まれる成分が、鉄分をより効率よく体に取り込む手助けをしてくれるのです。

ほうれん草と一緒に摂取すると逆効果な栄養素

シュウ酸

ほうれん草は鉄分が豊富な野菜として有名ですが、実は「シュウ酸」という成分を多く含むため、せっかくの鉄分も体内に吸収されずに通り過ぎてしまうことがあります。

シュウ酸は鉄と結合しやすく、吸収を妨げてしまうため、調理の工夫が大切です。
例えば、さっと下ゆでする(30秒~1分程度)ことや、ゆでた後に水につけてアク抜きをするだけでも吸収率は高まります。

タンニン

ほうれん草と一緒に緑茶や紅茶などのタンニンを含む飲み物を摂ると、せっかくの鉄分の吸収が阻まれてしまうことがあります。
食後すぐに飲むのではなく、少し時間をあけてから飲むと良いでしょう。

鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄の2種類に分けられる

鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄の2種類に分けられる

鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があり、妊娠中や授乳期には特に接種したい栄養素です。
ヘム鉄、非ヘム鉄の違いを以下でそれぞれ詳しく説明します。

ヘム鉄

ヘム鉄は、肉や魚などの動物性食品に含まれる鉄分で、体に吸収されやすいのが特徴です。
ヘム鉄の吸収率は約20~30%と高く、小腸から効率よく取り込まれます。
そのため、鉄分不足を防ぐためには、
レバー、赤身の肉、マグロ、カツオなどの食品を積極的に取り入れるのがおすすめです。
特に成長期の子どもや妊娠中の女性は鉄分の必要量が多いため、ヘム鉄 を含む食品をバランスよく摂取することが大切です。

非ヘム鉄

ほうれん草に豊富に含まれている鉄分は、非ヘム鉄でからだへの吸収率が低いデメリットがあります。
そのため離乳食でほうれん草の鉄分を効率よく補いたい場合は、調理の際にできる工夫を取り入れましょう。

・鉄鍋や鉄球を利用して調理する。
・鉄の吸収率を上げるビタミンCやタンパク質が豊富な食べ物と組み合わせて食べる。
・鉄の吸収を阻害するタンニンやフィチン酸と一緒に摂らない。

鉄分が必要な理由

鉄分は、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンを構成する必須ミネラルです。
生後6か月頃から子どもの体内に蓄えられた鉄は急速に減り始め、歩き始めや脳の発達が盛んな時期に不足しやすくなります。
とくに母乳中心の離乳初期や、好き嫌いが増える2~3歳、運動量が増える幼児期は要注意。世界保健機関(WHO)は、幼児の約4割が鉄不足と報告しています。
鉄分が不足すると
鉄分が欠乏すると、顔色が悪い・食欲不振・集中力低下などの「鉄欠乏性貧血」を招き、運動能力や知的発達に悪影響が出ることも。
逆に十分な鉄を摂ることで、エネルギー代謝が円滑になり、免疫力や学習意欲が高まるといわれています。

鉄分を手軽に補える にこにこ鉄分

にこにこ鉄分のおすすめポイント 

赤ちゃんの成長に必要な鉄分が豊富なほうれん草。
しかし離乳食でほうれん草から鉄分を効率よく摂取するためには、調理を工夫したり他の食材との組み合わせを考えたりしなければいけないので大変ですよね。

ほうれん草に豊富な鉄分を効率よく補いたい方には「にこにこ鉄分」がおすすめです!鉄分以外にも赤ちゃんの成長に必要なタンパク質やカルシウム、ビタミンやミネラルを一緒に補えます。
粉末タイプの食品なので、普段の料理にふりかけるだけでおいしく食べられます。離乳食で鉄分を効率よく摂取したい方はぜひ試してみてくださいね。

おわりに

にこにこ鉄分

ほうれん草には、非ヘム鉄の鉄分が豊富に含まれています。非ヘム鉄はからだでの吸収率が低いデメリットもあるので、調理の際は工夫を取り入れましょう。

効率よく摂取するには鉄鍋や鉄球を使用したり、ビタミンCやタンパク質などの鉄分の吸収をサポートする食べ物と組み合わせる方法がおすすめです。
食事から摂取が難しい鉄分はサプリメントなどから補うのもよいでしょう。自分に合った方法で離乳食から鉄分を補給してみてくださいね。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

よくある質問

Q:子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?

貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。

Q:子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?

1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。

Q:鉄分を多く含む食材には何がありますか?

レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。

Q:子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?

ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。

Q:鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?

1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包、親子で利用することが可能です。

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ほうれん草を使った離乳食 ほうれん草ペーストのレシピや調理のポイントを解説

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離乳食にほうれん草がおすすめの理由

ほうれん草1

ほうれん草は生後5〜6カ月ごろの離乳食初期から食べられる食材。やわらかい葉が特徴的で栄養価も高いので、赤ちゃん与える離乳食に向いています。

ほうれん草には鉄分やビタミンA、ビタミンCやカリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。ほうれん草に豊富な鉄分は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。

生後5〜6カ月ごろになると鉄分が不足しやすくなってしまいまうため、離乳食でほうれん草を積極的に取り入れて鉄分を補いましょう。
 

ほうれん草を使った離乳食の進め方

ほうれん草2
離乳食開始後の赤ちゃんから食べられて、鉄分などの栄養も豊富なほうれん草。ほうれん草を離乳食で使う際は、赤ちゃんの月齢に合わせた形状にして与えましょう。

離乳食の初期・中期・後期・完了期に分けて、ほうれん草の進め方を解説します。

離乳食初期

生後5〜6カ月ごろの離乳食初期では、ほうれん草の葉先を使用しましょう。

ヨーグルトやポタージュ状にして、ごっくんしやすいペーストにしてください。初めてほうれん草を与える場合は小さじ1程度から与え、徐々に増やしていくとよいでしょう。

離乳食中期

生後7〜8カ月ごろの離乳食中期では、ほうれん草の葉先を使用しましょう。

しっかり加熱して舌でつぶせる程度のかたさにし、1回あたり20〜30gを目安に使いましょう。

離乳食後期

生後9〜11カ月ごろの離乳食後期では、細かく切った茎や7mm角の葉先が使用できます。

しっかりゆでて、歯茎でつぶせる程度のかたさにしたものを与えましょう。1回あたり30〜40gを目安に離乳食で取り入れるとよいでしょう。

離乳食完了期

生後12〜18カ月ごろの離乳食完了期では、1cm幅の茎や葉先が使用できます。

ゆでたり炒めたりして、歯茎で噛み切れる程度のかたさに調理します。1回あたり40〜50gを目安に離乳食で取り入れるとよいでしょう。
 

ほうれん草の調理のポイント

ほうれん草3
ほうれん草を離乳食で使う際は、赤ちゃんが食べやすいように調理する必要があります。

今回はほうれん草のアク抜きの方法やすりつぶしの方法など解説するので、参考にしてみてくださいね。

ほうれん草のアク抜きの方法

ほうれん草には、えぐ味成分の「シュウ酸」が含まれています。「シュウ酸」は水に溶けやすい性質があるため、赤ちゃんがおいしく食べられるようにしっかりゆでてアク抜きをしてから与えましょう。

ほうれん草のアク抜きを簡単に済ませたい場合は、電子レンジでアク抜きをする方法もおすすめです。
初期や中期では、しっかりアク抜きできる鍋での加熱方法がおすすめです。

<鍋でアク抜きをする方法>
①鍋にたっぷりのお湯を沸かす
②洗ったほうれん草をゆでる
③水気を切る

<電子レンジでアク抜きをする方法>
①ほうれん草を水で洗う。
②水気がついた状態で、全体を包むようにふんわりとラップをする。
③耐熱皿にのせて、電子レンジ600Wで2分加熱する。
④流水にさらして、しっかり水気を切る。

ほうれん草のすりつぶしの方法

離乳食初期や中期でほうれん草をペースト状にして与えたい場合は、すりつぶす必要があります。

ほうれん草には繊維が多いので、そのまますりつぶそうと思っても上手く滑らかになりません。すりつぶす際はみじん切りに切ってから、すり鉢などでペースト状にするのがおすすめです。

すりつぶすだけでは繊維が残りやすいため、初期や中期の赤ちゃんではさらに裏ごしをしてあげるとよいでしょう。

<すりつぶしの方法>
①ほうれん草(葉)はゆでてやわらかくしておく。
②みじん切りにする。
③すり鉢ですりつぶす。
④裏ごししてペースト状にする。

ほうれん草ペーストのレシピ

ほうれん草4 【材料(作りやすい分量)】
・ほうれん草(葉)…1/2袋(約100g)

【作り方】

1)ほうれん草はしっかり洗って泥を落とす。
ほうれん草5
2)たっぷりのお湯を沸かし、1)を3分程度ゆでる。
ほうれん草6
3)流水にさらし、しっかり水気を切る。
ほうれん草7
4)みじん切りにする。
ほうれん草8
5)すり鉢ですりつぶし、裏ごしする。
ほうれん草9

鉄分をより効果的に摂取するのにおすすめなにこにこ鉄分

赤ちゃんが積極的に補いたい鉄分が豊富に含まれているほうれん草。ほうれん草を離乳食でたくさん使いたいと思ってはいても、下ごしらえが面倒だと感じているママやパパも多いのではないでしょうか。

ほうれん草に豊富な鉄分を手軽に補いたい方には「にこにこ鉄分」がおすすめです!

「にこにこ鉄分」は赤ちゃんが不足しがちな鉄分や成長に必要なタンパク質やカルシウム、ビタミンやミネラルがまとめて補える粉末タイプの健康補助食品です。


普段の料理に1本ふりかけるだけで、簡単にほうれん草2束分の鉄分を補えます。

アク抜きやすりつぶし、裏ごしなどをしたくないけど栄養はしっかり摂りたい!と思っている方はぜひ試してみてくださいね。



 

よくある質問

Q:子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?

貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。

Q:子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?

1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。

Q:鉄分を多く含む食材には何がありますか?

レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。

Q:子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?

ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。

Q:鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?

1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包、親子で利用することが可能です。

おわりに

ほうれん草10
赤ちゃんの成長に必要な鉄分やビタミンA、ビタミンCなどの栄養素が豊富なほうれん草。

離乳食で使う際はえぐ味を取り除くためにアク抜きをしたり、赤ちゃんが食べやすいようにすりつぶしたり裏ごしをしたりする必要があります。

ほうれん草ペーストは冷凍保存もできるので、多めに作って冷凍保存しておくのもおすすめです。ぜひ毎日の離乳食作りで、栄養満点のほうれん草を取り入れてみてくださいね。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

【管理栄養士監修】離乳食の進め方(離乳食完了期・12〜18ヶ月頃・パクパク期)

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離乳食完了期とは?

離乳食の完了期は、生後12〜18カ月ごろを目安に開始します。今までは食べ物を歯茎でつぶして食べていた赤ちゃんが、歯茎で噛み切りながら食べられるようになってきます。

手づかみ食べだけでなくスプーンやフォークにも興味を示すようになるため、離乳食を与える際は完了期の赤ちゃんの成長に合わせた食べ物を用意してあげましょう。

<離乳食完了期を開始する目安>
・1日3回の食事のリズムがついている
・手づかみ食べができる
・口を上下左右に動かして食べられている
・食べ物を前歯でかじり取れる    など

 

離乳食完了期(12〜18ヶ月)における離乳食の進め方


幼児食に移行するための最終ステップでもある完了期。必要な栄養素の大半を食事から補えるようになってきます。

大人とほとんど同じ食べ物を食べられるようになるので取り分けやすくはなりますが、まだかたい食べ物や味の濃い料理は向いていません。

離乳食完了期を進めるにあたって知っておきたい食材の大きさやかたさ、1回の目安量やスケジュールなど離乳食の進め方について管理栄養士が解説します。

完了期の食材の大きさとかたさ

離乳食完了期になると、上下の前歯8本が生えそろいます。歯茎で噛み切れるようになってくるため、比較的かたい食材でもしっかり加熱すれば食べられるようになります。

食材を角切りや千切りにする場合の大きさは、1cm程度にしてあげましょう。また手づかみ食べをするメニューは、スティック状や楕円形などかじり取りやすい形状にしてあげるといいですね。

完了期の赤ちゃんが食べるメニューは、ハンバーグや肉団子程度のかたさになるように作りましょう。大人の料理を再度やわらかく煮て、水を加えて薄味にしたものを与えるのもおすすめです。

 

完了期の1回の目安量

まだ大人に比べると1回で食べられる量は少ないため、1日3食の離乳食以外に1〜2回のおやつ(補食)を取り入れます。

軟飯やごはんなどの炭水化物、肉や魚、大豆製品などのタンパク質、野菜や果物、海藻類などのビタミンやミネラルが補える食べ物を組み合わせましょう。

1回の目安量をしっかり食べてくれないという場合は単純に赤ちゃんが少食な可能性もありますが、おやつ(補食)を離乳食の直前に食べ過ぎていないかなどの確認もしてみてくださいね。

 

完了期のスケジュール

離乳食完了期ごろの赤ちゃんでは1日3回の食事リズムを大切にして、生活リズムを整えてあげましょう。

1歳を超えて離乳食をしっかり食べられている場合は、ミルクを卒業する赤ちゃんも多くなります。

おやつ(補食)は離乳食に影響が出ない時間に与え、おにぎりやいも類、果物やヨーグルトなどの食べ物を取り入れましょう。また最後の離乳食の消化や吸収が睡眠の邪魔をしないように、遅くても19時までには食べ終えるようにしてあげるのがおすすめです。

<離乳食完了期のタイムスケジュールの目安>
7時   離乳食
10時 補食(おやつ)
12時 離乳食
15時 補食(おやつ)
18時 離乳食

離乳食完了期(12〜18ヶ月)の赤ちゃんが食べられるもの

いろんな種類の食べ物を上手に食べられるようになってくる離乳食完了期。主食やおかず、副菜がそろったバランスのいい食事を意識して与えましょう。

おやつには、ママやパパが手軽に用意できる栄養のある食べ物がおすすめです。

離乳食完了期の赤ちゃんが食べられるおすすめの食べ物を紹介するので、参考にして取り入れてみてくださいね。

【主食】離乳食完了期の赤ちゃんが食べられるもの

炭水化物などの主食は、赤ちゃんの活動に必要不可欠なエネルギー源となる食べ物。
離乳食完了期の主食には、軟飯やごはん、食パンやロールパン、うどんなどの麺類がおすすめです。

軟飯やごはん、食パンやロールパンは手づかみ食べしやすいようにおにぎりにしてあげたり、スティック状に切ってあげたりするのもよいでしょう。

麺類はスプーンですくいやすいように1cm幅程度の長さに切ってあげるとよいですね。

<主食向きの食べ物と1回の目安量・形状>
軟飯(80g)…おにぎり
ごはん(80g)おにぎり
食パン(8枚切り1枚・約50g)耳を切り落とし、1cm角かスティック状
ロールパン(35〜45g)1cm角かスティック状
ゆでうどん(1/2玉・約100g)1cmの長さに切る
そうめん(乾麺で60〜80g)1cmの長さに切る
スパゲティ(40g)1cmの長さに切る
オートミール(30〜40g)2〜3倍の水を加えて戻す

【おかず】離乳食完了期の赤ちゃんが食べられるもの

赤ちゃんのからだを作るタンパク質を補えるおかず。
肉類や魚類、大豆や大豆製品、乳製品などを離乳食でも積極的に取り入れましょう。

完了期になるとほとんどの種類の肉類や魚類を食べられるようになりますが、脂肪分の多い肉類や小骨が多い魚類、刺身や生卵などの生ものは向いていません。

自分で手づかみ食べができるように工夫してあげるのもよいでしょう。

<おかず向きの食べ物と1回の目安量・形状>
肉類(15〜20g)加熱後小さく刻む
魚類(15〜20g)加熱後、皮と骨を取り除き1cm角にほぐす
豆腐(50〜55g)1cm角に切る
高野豆腐(乾物で6〜8g)水に戻してから1cm角にする
納豆(1/2パック・約20g)糸引き納豆もしくはひきわり納豆
卵(全卵1/2〜1/3個)卵そぼろや卵焼きなど、しっかり加熱して与える

【副菜】離乳食完了期の赤ちゃんが食べられるもの

副菜は、からだの調子をととのえるビタミンやミネラルを補える食べ物です。野菜類やきのこ類、海藻類などの食べ物を取り入れましょう。

ただし繊維が多い特徴がある野菜類やきのこ類、海藻類などの食材は、赤ちゃんが噛み切りにくいデメリットもあります。調理する際は繊維を断つように切ったり、小さく刻んであげたりする工夫を取り入れてみてください。

<副菜向きの食べ物と1回の目安量・形状>
野菜類や果物類(40〜50g)1cm角かスティック状など
きのこ類や海藻類(少量)細かくみじん切りにする

 

【おやつ】離乳食完了期の赤ちゃんが食べられるもの

離乳食の完了期では1日3回の食事に加えて、1〜2回程度のおやつ(補食)を与えます。

おやつ(補食)の量は、1回の離乳食の量の1/3程度を目安にしておくのがおすすめです。

市販のお菓子を利用する場合は、1日あたり135〜140kcal程度になるように取り入れるとよいでしょう。

<おやつ向きの食べ物と1回の目安量>
おにぎり(70g)
焼き芋(50g)
牛乳(100ml)
ヨーグルト(80〜100g)
みかん(1個)

バナナ(1/2本)

離乳食完了期(12〜18ヶ月)のおすすめレシピ3選

自我が芽生え出して自分で食べたい気持ちが強くなる生後12〜18カ月ごろの離乳食完了期。手づかみ食べやスプーンを使って食べられるレシピを取り入れるとよいでしょう。

まだ上手にスプーンが使えない赤ちゃんには、食材をすくいやすいように水分量を減らしてとろみが出るように調理してあげるのもおすすめです。

「白菜とツナのクリームうどん」


【材料(1回分)】
・ゆでうどん…1/2玉(約100g)
・白菜…20g
・玉ねぎ…10g
・ツナ缶(水煮)…1/2缶(約40g)
・水…150ml
・牛乳…80ml
・コンソメ…少々

【作り方】
①ゆでうどんは1cm長さに切る。白菜と玉ねぎは1cm長さの短冊切りにする。
②鍋に白菜と玉ねぎ、ツナ缶と水を加えて弱火でやわらかくなるまで煮る。
③ゆでうどん、牛乳、コンソメを加えて弱火で5分程度煮る。

「ひじき入り豆腐ハンバーグ」


【材料(作りやすい分量)】
・鶏ひき肉…100g
・絹ごし豆腐…100g
・ひじき…少々
・にんじん…20g
・サラダ油…適量
(A)
・みそ…小さじ1/2
・砂糖…小さじ1/2
・片栗粉…大さじ1

【作り方】
①豆腐は水切りをしておく。ひじきは水で戻しておく。
②ひじきとにんじんをみじん切りにする。
③ボウルに②と鶏ひき肉、水切りした豆腐とAを加えてしっかり混ぜ合わせる。
④フライパンに油を熱し、楕円形に成形した③を両面焼く。
⑤水大さじ2(分量外)を加えて蓋をし、弱火で中に火が通るまで蒸し焼きにする。

「おやつにもおすすめ!かぼちゃ団子」


【材料(作りやすい分量)】
・かぼちゃ…100g
・きなこ…大さじ1
・砂糖…小さじ2
・片栗粉…大さじ1

【作り方】
①かぼちゃはやわらかくゆでてつぶす。
②ボウルに①ときなこ、砂糖と片栗粉を加えてしっかり混ぜ合わせる。
③鍋にお湯を沸かし、丸く成形した②を加えてゆでる。1〜2分ゆでて水を切る。

離乳食完了期(12〜18ヶ月)に関するよくある質問

ミルクだけでなく、1日3回の離乳食からほとんどの栄養を補えるようになる完了期。「噛まずに丸呑みしてしまう」「食べたものを口から出してしまう」「外食の時の離乳食はどうすればいいの?」など気になるママやパパも多いのではないでしょうか。

今回は保育園勤務の管理栄養士が、離乳食完了期の食事に関するよくある質問にお答えしていきます。

食べ物を噛まずに丸呑みしてしまいます。

食べ物を噛まずに丸呑みしてしまうと、食べるスピードも早くて心配になってしまいますよね。

丸呑みしてしまう原因にはさまざまな要因が考えられますが、食事の経験を積むことで自然と治ってくるようになります。

丸呑みして吐き戻してしまったりえずいてしまう場合は、窒息予防のためにもひと口で食べられる大きさの食べ物を用意してあげるとよいでしょう。あえてかじり取って食べられる大きめの食べ物を与え、自分のひと口量を知ってもらう方法もおすすめです。

 

スプーンを持ちたがります。手掴みからスプーンに切り替える時期は?

赤ちゃんは生後12〜18カ月ごろになるとスプーンに興味を示すようになります。1歳を超えてスプーンを持ちたがる場合は、離乳食の時に持たせてあげるとよいでしょう。

徐々にスプーンの使い方に慣れていくことで、上手に使えるようになってきます。最初のうちは手づかみ食べと並行して、スプーンで食べるメニューも組み合わせてあげるのがおすすめです。

赤ちゃんが上手にスプーン食べができないうちは、ママやパパが手を添えてサポートしてあげてみてくださいね。

食べたものを口から出してしまいます。

せっかく作った離乳食を口から出されてしまうと、悲しくなったりイライラしたりしてしまいますよね。

完了期の赤ちゃんが食べ物を口から出してしまう場合は、味よりも形状に対して嫌がっている場合が多くあります。赤ちゃんの発達に合った食べやすい形状になっているか確認してみるとよいでしょう。

繊維が多い野菜類は細かくみじん切りにしてみたり、パサパサしやすい肉や魚は水溶き片栗粉でとろみをつけてあげたりすることで食べやすくなるのでぜひ試してみてください。

 

好き嫌いがあります。

1歳を超えると自我が芽生えるようになるため、好き嫌いが激しくなる赤ちゃんも多くなります。

離乳食を見ただけで食べてくれない場合は、初めてみる食べ物に警戒している可能性もあります。普段から食べ慣れているものをベースに、食べ慣れない食材を混ぜて与えるとよいでしょう。

また苦味や酸味、青臭さの強い食べ物を嫌がるようになる時期でもあります。調理の際に少量のケチャップやマヨネーズなど、調味料を加えて苦手な味をやわらげる工夫を取り入れてみるのもよいでしょう。

 

じっと座って食べてくれません。

最初は座ってくれるのに、すぐに立ち上がって食べてくれなくなると困ってしまいますよね。絶対に座らせないといけないと考えてしまうと、どうしてもママやパパの精神的負担が大きくなってしまいます。

1歳や2歳のうちは動いていたい時期でもあるので、立った状態でも食べてくれているのであればよいと考えてしまうのもおすすめです。ただし寝転んだ状態で食事を与えると窒息事故の恐れもあるため避けましょう。

座って食べる機会は作り、座って食べられた時にはしっかり褒めてあげるといいですね。


下痢の時におすすめの離乳食レシピはある?

ほとんど大人と同じような食材を食べられるようになる完了期。

下痢の時は脱水状態に陥りやすくなるため、水分補給ができる消化のいい食べ物を取り入れてあげましょう。

おかゆや雑炊、汁物などのメニューがおすすめです。
また食材は小さく刻んであげた方が消化に時間がかからないのでぜひ試してみてください。

胃腸が未発達な完了期では、下痢の時にかかわらず揚げ物などの脂っこい食事や刺激の強い香辛料などは避けましょう。


外食の時の離乳食はどうすればいい?

外食時の離乳食は自宅から持参する方法や、大人のメニューから取り分ける方法おすすめです。

ただし外出してからすぐに離乳食食べない場合は、自宅からの持参はおすすめしません。長時間食べない可能性がある場合は菌が繁殖しやすいため、衛生面を考慮して避けましょう。

外食で大人のメニューから取り分けてあげる場合は、塩分が濃くなり過ぎてしまう可能性があります。
大人のメニューから取り分ける場合は、水で薄めて与えるなどの工夫を取り入れてみてくださいね。

 

離乳食完了期(12〜18ヶ月)におすすめのベビーフード にこにこ鉄分




食事から栄養をしっかり補う必要がある離乳食完了期では、「にこにこ鉄分」がおすすめです!

料理にふりかけたり、混ぜたりするだけで簡単に使える「にこにこ鉄分」は、食事だけでは不足しがちな鉄分やタンパク質、カルシウムなどの栄養素を手軽に補えます。

好き嫌いが激しかったり、離乳食をあまり食べてくれなかったりして、栄養が足りているか心配に感じているママやパパはぜひ試してみて下さいね。


おわりに


離乳食の最終ステップでもある生後12〜18カ月の離乳食完了期。

ほとんど大人と同じ食べ物を食べられるようになる時期ではありますが、かたい食べ物や味の濃い食べ物はまだ向いていません。赤ちゃんが食べやすいように、歯茎で噛み切れる程度のかたさのものを薄味にして与えてみて下さいね。

手づかみ食べだけでなくスプーン食べなどの機会も与えてあげて、赤ちゃんのペースで食事を楽しめるように見守ってあげましょう。

 

【ライタープロフィール】

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

【管理栄養士監修】離乳食の進め方(離乳食後期・9〜11ヶ月頃・カミカミ期)

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離乳食後期とは?

生後9〜11カ月を目安に開始する離乳食後期では、離乳食が1日3回になります。

今までは食べ物を舌でつぶして「もぐもぐ」と食べてきた赤ちゃんも、生後9〜11カ月ごろになると歯茎でつぶして「カミカミ」しながら食べられるようになるため、成長に合わせた離乳食を取り入れてあげましょう。

3回食を開始してもいいか迷った時は、食事中に見られる赤ちゃんからのサインを観察しながら移行してあげるのもよいでしょう。

<離乳食後期を開始するサイン>
・食べ物を丸呑みせず、もぐもぐして食べられる
・手でつかんで食べようとする
・食べ物をじっと見て興味を示している
・お座りが安定してできるようになる
 

にこにこ鉄分

離乳食後期(9〜11ヶ月)における離乳食の進め方

離乳食後期の子供の画像

「離乳食後期ではどんなスケジュールにすればいい?」「1回で与える量はどのくらい?」「大きさやかたさはどうやって変えればいい?」など疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

1日に与える離乳食の回数や食べられる食材と量、食べ物のかたさの目安やおすすめのメニューなどを紹介します。

1日に与える回数

後期食が始まると、1日に与える離乳食の回数は3回になります。3回食での離乳食やミルクの時間帯など、スケジュールについての決まりは特にありません。
赤ちゃんの生活リズムに合わせて、3回の食事を組み込んでいくとよいでしょう。

ただし夜遅くの時間に離乳食を与えるとからだに負担がかかってしまうので、19時までには食べ終えるようにしておくのがおすすめです。

3回食のスケジュール目安

 6時:母乳またはミルク
10時:離乳食+母乳またはミルク
14時:離乳食+母乳またはミルク
18時:離乳食+母乳またはミルク
22時 母乳またはミルク

食材の量・種類

離乳食後期に必要な食材量と種類

後期食では母乳やミルクだけでは全ての栄養を補えなくなってくるため、いろんな食材から栄養を補うのもポイントです。
おかゆや軟飯、うどんなどの炭水化物と肉や魚などのタンパク質、野菜や果物などのビタミンやミネラルが補える離乳食を用意してあげましょう。

後期食におすすめの食べ物の種類

炭水化物:5倍がゆや軟飯、食パン、うどん、そうめん、パスタなど
タンパク質:豆腐、きなこ、納豆、白身魚や赤身魚、しらす、ツナ缶など
ビタミンやミネラル:にんじん、かぼちゃ、トマト、ほうれん草、小松菜、バナナ、いちごなど
調味料:塩、砂糖、しょうゆ、みそ、ケチャップ、マヨネーズなど少量であれば可能

1回の離乳食の量がわからないという場合は、下記「後期食の1食量の目安」を参考に実際に作ってみてくださいね。

離乳食後期の1回目安量

かたさ・大きさの目安

後期食では、バナナ程度の歯茎でつぶせるかたさの食べ物を与えましょう。

生後9〜11カ月ごろになると上下の前歯4本が生えそろいます。
歯が上下に生えることによって、口の中が広くなり食べ物を上手に歯茎でつぶせるようになってきます。前歯を使って噛みきれるものや、歯茎でつぶせるかたさの食べ物を与えましょう。

また食べ物の大きさは、7mm角程度のものやスティック状にしたものがおすすめです。
手で持って食べやすいように小判型にしたり、握りやすい大きさの形状にしたりするのもよいでしょう。

手づかみ食べしやすいメニュー

生後9〜11カ月ごろになると、赤ちゃんは自分の手で食べ物を掴んで口に入れようとし始めます。赤ちゃんが自分で食べられるように、手づかみ食べしやすいメニューを取り入れてあげましょう。

手づかみ食べが上達すると、スプーンやフォークを上手に持てたり食器をうまく使いながら食べられたりするメリットがあります。

ただし離乳食後期の赤ちゃんはまだ上手に食べられず、食べ物を床に落としたり汁物をこぼしてしまったりする時期でもあります。

床にビニールシートを敷いたりエプロンを付けたりして、汚れてもいい環境を作るとママやパパの精神的な負担も軽減できるので試してみてください。

離乳食後期(9〜11ヶ月)のおすすめレシピ3選

手づかみ食べが始まる離乳食後期では、自分で持って食べられるメニューがおすすめです。

まだ上手に食べられないため、赤ちゃんが持ちやすいような形状にしてあげたり前歯でかじり取って食べられたりするレシピを取り入れるとよいでしょう。

「きなこロール食パン」

きなこロール食パン

【材料】
・サンドイッチ用食パン…1枚
・きなこ…大さじ1
・砂糖…小さじ1/2
・水…大さじ1

【作り方】
①きなこと砂糖、水はしっかり混ぜ合わせておく。
②サンドイッチ用食パンを手で押して薄く平らにする。
③②に①を塗って、手前から奥に向かって巻く。
④ラップに包んでしっかり形をつけて、包丁で7mm幅に切る。

「ツナとブロッコリーの和風おやき」

ツナとブロッコリーの和風おやき

【材料】(1〜2回分)
・じゃがいも…1/2個
・ブロッコリー…20g(小房2個分)
・ツナ缶(油漬け)…小さじ2
・しょうゆ…数滴
・片栗粉…小さじ2

【作り方】
①じゃがいもとブロッコリーはやわらかくなるまでゆでる。
②じゃがいもはフォークなどでつぶし、ブロッコリーはみじん切りにする。
③ボウルに②とツナ缶、しょうゆと片栗粉を加えてしっかり混ぜ合わせ、楕円形に成形する。
④フライパンに油を熱し、③を両面焼く。

「スティックお好み焼き」

スティックお好み焼き

【材料】(2〜3回分)
・キャベツ…40g
・にんじん…20g
・小麦粉…大さじ3
・水…大さじ3
・しょうゆ…数滴
・サラダ油…適量

【作り方】
①キャベツとにんじんはやわらかくゆでて、みじん切りにする。
②ボウルに小麦粉と水、しょうゆを加えてしっかり混ぜ合わせ、①を加える。
③フライパンに油を熱し、スプーン2本を使って③を丸く落とす。弱火〜中火で両面焼く。
④水大さじ1(分量外)を加えて弱火で中に火が通るまで加熱する。
⑤スティック状に切る。

離乳食後期(9〜11ヶ月)に関するよくある質問

質問

食事が1日3回になり、離乳食からも栄養を補えるようになる離乳食後期。
「離乳食を嫌がって食べてくれない」「食べると咳き込んでしまう」「手づかみ食べでどんどん食べて口に詰め込んでしまう」など心配になるママやパパも多いですよね。
保育園勤務の管理栄養士が、離乳食後期の食事に関するよくある質問にお答えしていきます。

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない

離乳食後期になると、遊び食べや食べムラが多くなってきます。せっかく用意した食べ物で遊ばれてしまったり、なかなか食べてくれないとイライラしてしまいますよね。

離乳食を食べてくれない場合は、発達に合った形状や味付けになっているか確認してみましょう。

また前の食事から時間間隔があまり空いていないとおなかがいっぱいで食べないこともあるので、スケジュールを見直してみるのもおすすめです。

最初は食べてくれても集中力が切れると食べなくなってしまう場合は、テレビをつけないようにしたりおもちゃが見えないようにしたりして食事の環境を見直してみるのもよいでしょう。

集中して食べてくれない場合は、あらかじめ食事の時間を20〜30分程度と決めて離乳食を終わらせる時間を決めておくのもおすすめです。

口から食べ物を出してしまう

口に入れた食べ物を出してしまう場合は、食べにくさから嫌がっている可能性も考えられます。また苦味や酸味、青臭さが強い食材だと、嫌がって口から出してしまうこともあります。

離乳食はバナナや肉団子程度のやわらかさになっているか、食べ物の大きさは大きすぎたりしていないかなどを確認してみてください。

また肉や魚などの水分の少ないパサパサした食材は口の中でまとまりにくく、食べにくい特徴がある食べ物です。

水溶き片栗粉でとろみをつけてあげたり、おかゆと混ぜてあげたりする工夫をすると食べやすくなるのでぜひ試してみてくださいね。

離乳食のバリエーションがない

離乳食のバリエーションが少ないことに悩むママやパパも多いですよね。赤ちゃんが食べてくれるのであれば、いつも同じメニューになってしまっても問題ありません。

変化をつけたい場合は普段角切りにしているものを千切りやスティック状にしてみたり、調味料を少し変えて与えてたりするのもよいでしょう。

大人の料理を味付けする前に取り分けて離乳食を作ると、献立を考える負担が軽減できてバリエーションも広がるので試してみてください。

口の中に詰め込みすぎてしまう

離乳食後期ごろの赤ちゃんは、まだ自分がひと口でどのくらいの量を食べられるか理解できていません。
手づかみできるメニューを取り入れると、口の中にどんどん詰め込みすぎてしまってむせてしまうなんてこともよくありますよね。

赤ちゃんが自分のひと口量を知るためには前歯でかじり取れるスティック状にしてみたり、目の前に置く食べ物を少量ずつにしてみたりするなどの工夫がおすすめです。

離乳食中に眠ってしまったら起きた時に食べさせる?

離乳食を食べている最中に赤ちゃんが眠ってしまうと、起きてから再度食べさせた方がいいのか気になりますよね。
母乳やミルクはしっかり与え、離乳食は次の時間から再開するとよいでしょう。

また一度手をつけた離乳食を次の離乳食で使うのは、衛生面を考慮して避けておきましょう。
離乳食中に寝てしまうことが多い場合は、あらかじめ盛り付ける量を少なめにしておくのがおすすめです。
 

出かける時の離乳食はどうすればいい?

外出時の離乳食はどうすればいいの気になりますよね。
外出先ですぐに食べる予定がある場合は、離乳食のお弁当を持って行くのもおすすめです。
ただし夏場だったり長時間持ち歩く予定がある場合は、菌が繁殖しやすいため避けましょう。
外食をする場合は離乳食のメニューがある店を選んだり、ベビーフードを利用したりするのもおすすめです。

栄養バランスが取れているか不安

生後9〜11カ月ごろになると、母乳やミルクだけでは全ての栄養を補えなくなってきてしまいます。
そのため離乳食を1日3食食べる必要がありますが、離乳食をあまり食べてくれないと栄養不足が心配になってしまいますよね。

遊び食べや食べムラが目立つようになる時期でもあるので、栄養バランスは2〜3日で補うと考えておくのもよいでしょう。

また赤ちゃんはママのおなかにいる時にもらっていた鉄分が生後6カ月ごろから減少し始め、生後9カ月ごろになると鉄欠乏による症状が現れ出すこともあります。

生後9カ月以降で離乳食を全然食べなかったり、肉や魚など鉄分の多い食べ物を嫌がる場合は離乳食と一緒にフォローアップミルクを利用してみるのもよいでしょう。
 

栄養バランスの取れた離乳食に にこにこ鉄分

「にこにこ鉄分」は生後9〜11カ月ごろの後期食で、赤ちゃんが離乳食を全然食べてくれない時や栄養不足が気になる時におすすめです。

生後9カ月ごろで不足しやすい鉄分を手軽に摂取できるだけでなく、タンパク質やカルシウム、ビタミンやミネラルなどの赤ちゃんの成長に必要な栄養素をまとめて補えます。

ほとんど無味無臭の粉末タイプなので、絶対に食べてくれる食べ物に加えて与えてみるとよいでしょう。簡単に栄養バランスのいい離乳食を用意したい方は、ぜひ試してみてくださいね。

にこにこ鉄分

よくある質問

Q:子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?

貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。

Q:子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?

1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。

Q:鉄分を多く含む食材には何がありますか?

レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。

Q:子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?

ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。

Q:鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?

1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包、親子で利用することが可能です。

おわりに

離乳食後期の食事

生後9〜11カ月の後期食では、離乳食が1日3回になったり遊び食べや食べムラが多くなったりするため、イライラしたり悲しくなったりするママやパパも多いですよね。
赤ちゃんが自分で食べる手づかみ食べは、食べる意欲を引き出したり食器や食具を上手に使えるようになったりするメリットがあるので、ママやパパの精神的や身体的に負担にならない程度に楽しませてあげるとよいでしょう。
ぜひこの記事を参考に、離乳食後期の赤ちゃんの「自分で食べる力」をサポートしてみてください。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。


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赤ちゃんが離乳食を食べてくれない!原因と対策を時期別に解説【管理栄養士執筆】

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赤ちゃんが離乳食を食べてくれない!

離乳食は母乳やミルクだけでは足りない栄養を補ったり、食べ物を噛んで飲み込む練習をしたりする目的があります。大人の料理とは違った離乳食を毎日作るのは大変ですよね。

一生懸命作った離乳食を赤ちゃんが食べてくれないことに悩むママやパパも多くいらっしゃいます。

今回は保育園管理栄養士が赤ちゃんの時期別に離乳食を食べない原因と対策を紹介します。

離乳食を食べなくても大丈夫なケースについても解説するので、赤ちゃんが食べてくれなくて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

にこにこ鉄分

離乳食を食べてくれない赤ちゃんは多い

毎日の離乳食作りは大変。赤ちゃんが食べてくれないとついイライラしてしまいますよね。

厚生労働省「平成27年度乳幼児栄養調査」より、離乳食について困ったこととして「食べる量が少ない」と回答している方は21.8%と報告されており、離乳食の悩みの中でも多い傾向があります。

赤ちゃんが食べてくれないことが続くと「いつから食べられるようになる?」「いつまで続くの?」など不安になってしまいますよね。

離乳食を食べる量や進むペースは赤ちゃんによって違っています。規定量を食べないからといって不安にならずに、赤ちゃんのペースで見守ってあげるとよいでしょう。

赤ちゃんの栄養が取れているか心配、、

離乳食を食べてくれないことが続くと、栄養不足にならないか心配になってしまいますよね。
赤ちゃんは生後6ヶ月ごろから、徐々に鉄分などの栄養素が不足しやすくなってきます。

生後9ヶ月以降になると離乳食は1日3回になり、赤ちゃんの栄養の約60〜70%を離乳食から補るようになってきます。

初期や中期では離乳食だけではまだ母乳やミルクもしっかり飲んで栄養補給をしているため、食べないことで神経質にならなくても大丈夫です。栄養不足が気になる場合は、身長や体重が成長曲線に沿っているか確認してみるとよいでしょう。

離乳食を食べてくれない理由は?

一生懸命離乳食を作っても、食べさせようとすると泣いてしまって食べないとイライラしてしまいますよね。

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない理由にはさまざまな要因が考えられます。

一時的に嫌がっているだけで離乳食を食べない時期は長く続かないこともあるので、急に食べ出すかもしれないと気長に見守ることも大切です。

赤ちゃんの心の成長やからだの発達によって食べない原因も変わっていくため、月齢に合わせた対策を行うとよいでしょう。

【離乳食初期】赤ちゃんが離乳食を食べてくれない原因と対策

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない原因と対策

生後5〜6ヶ月ごろから始まる離乳食初期。
今まで母乳やミルクしか口にしたことのなかった赤ちゃんが、生まれて初めて食べ物を口にする時期でもあります。

離乳食初期の赤ちゃんはまだ噛むことができないため、ごっくんと飲み込みやすいペースト状の食べ物を与えましょう。離乳食開始後の赤ちゃんが離乳食を食べない原因や対策について解説します。

【離乳食初期】離乳食を食べない原因

生後5〜6ヶ月の初期ではまだ離乳食に慣れていないために警戒して食べなかったり、ごっくんと飲み込みにくい形状だったりすると離乳食を食べないことがあります。

またスプーンを入れても舌で押し返してくる場合は、生後5〜7ヶ月ごろに消失する哺乳反射がまだある可能性もあります。

哺乳反射が消失していない赤ちゃんは、離乳食を開始するのを少し待ってあげてもよいかもしれません。

【離乳食初期】離乳食を食べないときの対策

初期の赤ちゃんが離乳食を食べない時は、食べやすい形状に工夫してあげたり離乳食を開始してもいい時期になっているか改めて確認してみたりするとよいでしょう。

<離乳食初期で食べない時の進め方>
・飲み込みやすいように裏ごしする
・食べ物の粒が残らないようになめらかにする
・固形のものを食べない場合は、おかゆの上澄みだけを与えてみる
・哺乳反射が消失するまで離乳食の開始は待つ
・どうしても食べない時は母乳やミルクを与え、離乳食は中断してもいい

【離乳食中期】赤ちゃんが離乳食を食べてくれない原因と対策

離乳食中期の離乳食を食べない原因
生後7〜8ヶ月ごろの離乳食中期。
離乳食にも徐々に慣れてくるこの時期には、1日2回の離乳食が開始します。

食べ物を舌でつぶせるようになるので、豆腐くらいのかたさのものを与えましょう。
最初はすりつぶした食材などを与え、みじん切りにしたやわらかい食材も食べられるようになります。

【離乳食中期】離乳食を食べない原因

生後7〜8ヶ月ごろの中期では、徐々に食べ物に慣れてきてはいるものの、固形物などはまだ上手に食べられません。

食材が大きすぎたり、繊維が残っていたりすると嫌がってしまいます。また水分量が少ない食材は、口の中でまとまりにくいため食べにくさから出してしまうこともあります。

昨日は食べたのに今日は食べてくれないなどの食べムラが現れる時期でもあります。

【離乳食中期】離乳食を食べないときの対策

中期の赤ちゃんが離乳食を食べない場合は、食べやすいように調理を工夫したり与える時間帯を見直してみたりするのもよいでしょう。

<離乳食中期を食べない時の進め方>
・豆腐くらいのやわらかさのものを与える
・食材を切る際はみじん切りにする
・水溶き片栗粉などでとろみをつける
・赤ちゃんのペースに合わせて口に運ぶ
・足の裏が床や椅子の足置きに付くようにして座らせる

【離乳食後期】赤ちゃんが離乳食を食べてくれない原因と対策

離乳食後期の赤ちゃんが離乳食を食べてくれない原因
生後9〜11ヶ月ごろの後期では離乳食が1日3回になり、食事のリズムをつけられるようになる時期です。
自分で食べることに興味を持ち出すようになり、遊び食べも多くなってきます。

歯茎で食べ物をつぶせるようになってくるので、バナナ程度のやわらかさのものを与えましょう。

手づかみ食べができるようになる時期でもあるので、赤ちゃんが自分で持ちやすいスティック状やひと口大の大きさの食べ物を用意してあげるのもよいでしょう。

【離乳食後期】離乳食を食べない原因

生後9〜11ヶ月ごろの後期では、遊び食べが多くみられるようになってきます。
赤ちゃんによっては単調な薄味の離乳食に飽きてしまって食べなくなることもあります。

まだ歯で噛み切って食べ物を食べられないため、かたすぎるものを与えるのは避けましょう。
手づかみ食べにおすすめのスティック野菜もゆでてやわらかくしてから与えます。

【離乳食後期】離乳食を食べないときの対策

後期で赤ちゃんが離乳食を食べない時は、発達に合った形状になっているか見直してみたり手づかみ食べをさせてあげたりするのもおすすめです。

遊び食べが多い場合は、食事の時間をあらかじめ決めておくのもおすすめです。

<離乳食後期を食べない時の進め方>
・固形物はバナナ程度のかたさにする
・少量の調味料を使ってみる
・遊び食べ対策に床に新聞紙やビニールシートを敷く
・食べないものは無理に食べさせない
・たくさん遊ばせてお腹を空かせた状態で離乳食を与える
・おもちゃやテレビなどが見えない食事環境を作る
・どうしても食べない時は30分で切り上げるようにする

赤ちゃんが離乳食を食べなくても大丈夫なケース

赤ちゃんが離乳食を食べなくても大丈夫なケース

赤ちゃんが離乳食を食べてくれないと、栄養不足などが心配で焦ってしまいますよね。

実は離乳食を食べてくれなくても大丈夫なケースもあります。離乳食を食べてくれなくて、精神的にストレスを感じているママやパパはぜひ参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんの体重が増えている

離乳食を食べなくても、赤ちゃんの体重が増えている場合は問題ありません。離乳食を食べてくれないことが続いて心配な方は、成長曲線に沿って体重が増えているか確認してみましょう。

成長曲線に沿って増えていなかったり減っていっている場合は、かかりつけの小児科の医師や保健師などに相談してみるのもおすすめです。

母乳やミルクからの栄養補給が多い時期

赤ちゃんは月齢によっては離乳食だけでなく、母乳やミルクからも栄養を補っています。

離乳食初期や中期など、母乳やミルクからの栄養補給が大半を占めている時期では、離乳食を食べなくても母乳やミルクをしっかり飲めていれば問題はありません。

<離乳食からのエネルギー比率>
初期:約20〜30%
中期:約30〜40%
後期:約60〜70%
完了期:約75〜80%

離乳食後期以降では栄養の大半を離乳食から補うようになってきます。ただし1日単位で栄養を補うとは考えず、1週間単位でいろんな食材から栄養を補えていればよいでしょう。

離乳食を食べてくれない赤ちゃんにおすすめ にこにこ鉄分

にこにこ鉄分

せっかく大変な離乳食を作っても、赤ちゃんが食べないとイライラしてしまいますよね。栄養不足が心配になってしまうママやパパも多いのではないでしょうか。

離乳食を食べない赤ちゃんには「にこにこ鉄分」がおすすめです!「にこにこ鉄分」は、生後6ヶ月の赤ちゃんから食べられる粉末タイプのサプリメントです。

ほとんど無味無臭なので、いつも食べてくれるメニューやヨーグルトなどに混ぜるだけで簡単に子供に必要な栄養素が補えます。

離乳食を食べてくれなくて、鉄分やタンパク質、カルシウムなどの赤ちゃんの成長に必要な栄養素を手軽に補いたい方はぜひ試してみてくださいね。

よくある質問

Q:子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?

貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。

Q:子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?

1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。

Q:鉄分を多く含む食材には何がありますか?

レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。

Q:子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?

ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。

Q:鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?

1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包、親子で利用することが可能です。

おわりに

離乳食を食べない原因
一生懸命作った離乳食を赤ちゃんが食べてくれないとイライラしてしまいますよね。

離乳食を食べない原因は赤ちゃんの月齢や発達に応じてさまざまです。赤ちゃんの状況にあった対策を取り入れてみてくださいね。

栄養不足が気になっている方は、栄養補助食品を取り入れてみるのもよいでしょう。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

 


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しらすを使った離乳食レシピ
塩抜きの方法から離乳食初期・中期・後期におすすめのレシピをご紹介

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赤ちゃんの離乳食にしらすを使っても大丈夫?

赤ちゃんの離乳食にしらすを使っても大丈夫?
しらすは、生後5〜6カ月ごろの初期から食べられる食材です。赤ちゃんの成長に必要なタンパク質やカルシウム、ビタミンDが豊富に含まれていて、身もやわらかいので離乳食で使う食材に向いています。

しらすを離乳食で使う際は、塩抜きをしたり赤ちゃんの月齢に合わせた形状にしたりして食べやすく工夫をしてあげましょう。

今回は保育園勤務の管理栄養士が離乳食でおすすめのしらすレシピやしらすを離乳食で使う際のポイントをご紹介します。ぜひ記事を参考に、毎日の離乳食作りでしらすを取り入れてみてください。 にこにこ鉄分

離乳食初期のおすすめしらすレシピ

基本のしらすペースト

基本のしらすペースト

【材料(1回分)】
・しらす(塩抜き済み)…小さじ1
・水…小さじ1

【作り方】
①すり鉢にしらすを入れてすりつぶす。
②水を少量ずつ加えて、混ぜ合わせながら再度すりつぶす。

しらすとブロッコリーのとろ煮

しらすとブロッコリーのとろ煮

【材料(1〜2回分)】

・しらす(塩抜き済み)…小さじ1
・ブロッコリー(蕾)…20g
・だし汁…大さじ4
・水溶き片栗粉…少々

【作り方】

①ブロッコリーはみじん切りにする。しらすも大きい場合は小さく刻む。
②鍋に①とだし汁を加えて弱火でやわらかくなるまで煮込む。
③水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。

しらすの豆乳リゾット

しらすの豆乳リゾット

【材料(1回分)】

・軟飯…80g
・しらす(塩抜き済み)…小さじ2
・無調整豆乳…80ml
・ピザ用チーズ…少々

【作り方】

①鍋に軟飯としらす、無調整豆乳を入れて弱火にかける。
②ピザ用チーズを加えて混ぜ合わせる。

しらすを離乳食に使用する際のポイント

しらすを離乳食に使用する際のポイント

離乳食初期から食べられるしらすは、赤ちゃんにもおすすめの食材です。
ただししらすには塩分が多く含まれているので、離乳食で使う際には塩抜きをしてから調理しましょう。

しらすの塩抜きの方法や、いつまで塩抜きをしなければならないのかなどについて管理栄養士が解説します。

しらすの塩抜きの方法

しらすの塩抜きの方法は、鍋や電子レンジで加熱する方法や熱湯を回しかける方法があります。

離乳食初期や中期で塩分を抑えたい場合は、鍋や電子レンジを使った塩抜きの方法が向いています。

塩抜きをしたしらすは、冷凍保存袋や冷凍保存容器などに移して冷凍保存しておくと使いたい時にすぐに使えるのでぜひ試してみてください。

<鍋で塩抜きする方法>
①鍋に水としらすを加えて2分程度ゆでる。
②しらすをザルに上げて水切りする。

<電子レンジで塩抜きする方法>
①耐熱容器にしらすとかぶる程度の水を加える。
②ふんわりとラップをして、電子レンジ600Wで1分程度加熱する。
③しらすをザルにあげて水切りする。

<熱湯をかけて塩抜きする方法>
①茶漉しやザルにしらすを入れる。
②熱湯を回しかける。

しらすの塩抜きはいつまで必要?

しらすの塩抜きは、生後12〜18カ月の離乳食完了期までは必要です。離乳食のうちは、素材本来の味を楽しむことが大切です。

初期や中期など調味料をほとんど使用しない時期では、しらすに含まれている塩分をしっかり取り除きましょう。
生後9〜11カ月ごろの後期以降になって赤ちゃんが薄味の離乳食を食べてくれなくなった場合は、しらすの塩抜きをあえてせずに調味料として利用するのもおすすめです。

塩抜き方法は柔軟にアレンジを

茹でる・熱湯をかける・水に漬けるなど複数の方法から、家庭の状況や気持ちに合わせて取り入れられます。
特に電子レンジを使った加熱(1分程度)も時短で実用的な方法です。

離乳食完了期(12〜18か月)以降は、加熱して塩味を活かす調理も可能に

目安として、離乳食完了期を迎える頃には、しらすの自然な塩味を活かす料理もできます。
たとえば、お粥に混ぜる、野菜と一緒に加熱するなど、味付けを控えつつバランスを取る工夫もおすすめです。

ママ・パパの判断も大切

「いつまで塩抜きを続けるべき?」と悩む方もいらっしゃると思います。
中には、1歳2か月頃から塩抜きをやめたという体験もあります。日によって食事量が安定するようなら、状況に応じて柔軟に対応するのが安心です。

栄養バランスの取れた離乳食には にこにこ鉄分

しらすに多く含まれているタンパク質やカルシウムは、赤ちゃんの成長に必要不可欠な栄養素です。しらすに多く含まれている栄養を手軽に補いたい方は「にこにこ鉄分」もおすすめです!

にこにこ鉄分は粉末タイプのサプリメントで、赤ちゃんの成長に必要なタンパク質やカルシウム以外にも、鉄分やビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養素をまとめて補えます。

普段の離乳食で栄養バランスが取れているか心配な方や、赤ちゃんが栄養のある食材を食べてくれない場合は、ぜひ料理に混ぜて試してみてください!

にこにこ鉄分

よくある質問

Q:子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?

貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。

Q:子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?

1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。

Q:鉄分を多く含む食材には何がありますか?

レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。

Q:子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?

ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。

Q:鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?

1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包、親子で利用することが可能です。

おわりに

しらすと離乳食
タンパク質やカルシウムなどの成長に必要な栄養素が豊富に含まれているしらすは、離乳食初期から食べられるおすすめの食材。

離乳食のうちは塩抜きをする必要がありますが、生後9〜11カ月以降で調味料の代わりとしてそのまま取り入れるのもよいでしょう。

今回紹介したしらすの離乳食レシピを参考に、ぜひご家庭でもしらすを離乳食で取り入れてみてくださいね。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

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知育とは?幼児教育で大切な知育方法を紹介

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知育とは

知育とは
名称は知っているけど、実際に詳しくは理解していない方も多い知育。
「知育はなぜ必要なの?」「何歳から始めればいい?」「どんな知育方法がおすすめ?」など気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は知育がどんな教育でなぜ必要なのか、モンテッソーリ教育について解説します。

子供の年齢別に行う知育のポイントやおすすめの知育方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

知育はどんな教育?

知育は徳育・体育に対して、知識の習得によって知能を高めることを目的とする教育で、イギリスの学者であるハーバート・スペンサーによって唱えられている「三育(徳育・体育・知育)」のうちのひとつです。

知育学習はおもちゃや絵本などで楽しんで取り組めるため、0歳の赤ちゃんから始められます。
1歳以降の幼児では、自分でできる作業も増えてくるので発達に合わせた知育方法を取り入れるとよいでしょう。

知育はなぜ必要?

知能を高める知育は、社会で生きていくためには必要な要素のうちのひとつです。知育がなぜ小さい子供に必要なのか気になりますよね。
知育に取り組むと自分で考えて行動することができるようになったり、集中して物事に取り組むことができるようになったりするメリットがあります。
幼児期は脳が大きく成長する時期でもあるので、考え方が柔軟な小さい子供のうちから知育を取り入れるのがおすすめです。

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育とは、子供が本来もつ発達する力や自立しようとする力を尊重し、その力が発揮されるように環境を整えてあげる知育教育のことをいいます。

大人が子供に対して何かを教えようとするのではなく、子供が主体となってさまざまな出来事を自分のペースで学ぶように心がける必要がある学習方法です。

モンテッソーリ教育では子供自身がやってみたいと感じることや、触ってみたいと思う環境を大人が用意してあげましょう。また子供の発達に合わせて、環境を用意してあげる必要があります。

年齢別知育のポイント

年齢別知育のポイント
知能を高めるために必要な知育は、子供の発達に合わせて行うことが大切です。子供は年齢によっても興味関心をもつものが違っているため、その時に楽しめる方法を取り入れみてください。

年齢ごとに現れる発達から見る知育のポイントを解説するので、どんなものに興味を持つ時期なのか知りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。

0〜1歳の知育

生まれたばかりの0歳は寝ているだけの状態ですが、生後6カ月では物を握ったり掴んだりできるようになります。また1歳になると色や音をしっかり識別できるようになってくるなど、発達が大きい時期でもあります。

見たり聞いたり触ったりすることに興味を持つ時期でもあるので、色のはっきりしたおもちゃを選んであげたり、口に入れても安全で触られるものを選んであげたりするとよいでしょう。

<0〜1歳におすすめの知育>
・語りかけ(新生児以降)
・ベッドメリー(新生児以降)
・童謡を歌う(新生児以降)
・ボール(生後3カ月以降)
・絵本の読み聞かせ(生後3カ月以降)
・握れる積み木やキューブ(生後6カ月以降)など

2〜3歳の知育

2〜3歳では手先が器用に動かせるようになるので、指先がたくさん動かせられる知育がおすすめです。

自己表現の楽しさを体験できるお絵描きや、想像力や集中力を育める粘土などの作業も向いています。

<2〜3歳におすすめの知育>
・シール遊び
・積み木
・パズル
・粘土
・ごっこ遊び
・おままごとセット
・お絵描き       など

4〜6歳の知育

4〜6歳になると徐々に言葉や文字、数字に興味を持つようになってきます。普段の遊びから言葉や文字、数字などを取り入れてみましょう。

ゲームのルールを理解できるようになる時期でもあるので、簡単なルールがある遊びを一緒に楽しむのもおすすめです。

<4〜6歳におすすめの知育>
・しりとり
・数字や文字が書かれた積み木やパズル
・かるた
・ごっこ遊び
・将棋や囲碁 など

主な知育方法3選

主な知育方法3選
知育方法にはさまざまな種類が存在しています。それぞれどんなメリットやデメリットがあるのか理解して、子供の発達に合わせた方法を取り入れてみてくださいね。

知育玩具を使う

知育玩具は言葉や数字、音などの仕掛けがあるものが多く販売されているので、日常生活の中で楽しく知育を取り入れられます。

0歳〜6歳程度までの幅広い年齢を対象として製造されているので、子供の年齢に合わせたものを選びましょう。また伸ばしたい能力や目的を考えて購入するのがおすすめです。

ただし対象年齢ごとにおもちゃを変えてあげるため、使わなくなったおもちゃが家に溜まっていってしまうというデメリットもあります。

・パズル
・積み木
・音の出る絵本
・ブロック    など

幼児教材を使う

3〜5歳であれば、幼児教材を取り入れてみるのもよいでしょう。幼児教材には毎月家に届く通信教材や、本屋さんなどで購入できる市販のドリルなどがあります。

子供の年齢や発達に合わせた教材を使うことで、勉強に対する意識や好奇心を高められるのでおすすめです。

ただし子供に対して過剰な期待を与えてしまうと、プレッシャーとなって勉強を嫌がる可能性もあります。また通信教材は、教材の費用が毎月かかってしまうというデメリットもあります。

・絵本
・ドリル
・通信教育  など

日常で取り組める知育


知育方法には知育玩具や幼児教材以外にも、日常で簡単に取り組めるものもあります。

日常で取り組める知育方法について紹介するので、余裕がある時にぜひ試してみてくださいね。

言葉を使う遊び

3歳以降であれば言葉を使う遊びに興味関心をもつようになります。

言葉を使う遊びはコミュニケーション能力や、考える力が身につけられるメリットがあるのでおすすめです。

・絵本の読み聞かせ
・なぞなぞ
・しりとり
・色探しゲーム    など

手を使う遊び

生後6カ月以降からおすすめの手を使う遊び。手を使う遊びは集中力や想像力を高めるため、日常生活で取り入れるのがおすすめです。
ただし物を口に入れやすい時期では窒息などの危険性もあるため、安全面に配慮して遊ばせてあげましょう。

・紐や棒を握らせてあげる(6カ月以降)
・紐通し(1歳以降)
・折り紙(2歳半以降)    など

料理(食育)

食育とは食に関する知識と、自ら食を選択する力を習得することで「食べる力」を育むことです。食事の重要性や楽しさを知り、食べ物や作る人への感謝の気持ちをもてる子になるメリットがあります。

小さい子供のうちは食材に触れてみることから始め、料理のお手伝いができる年齢になったら一緒に食事を用意して食べるのもよいでしょう。

ご飯を残さずに食べる大切さを身につけることも学べます。

・野菜や果物に触れる(1歳以降)
・野菜スタンプ(1歳以降)
・野菜の栽培(3歳前後以降)
・野菜の皮むき(2歳以降)
・料理のお手伝い(2歳半以降)
・買い物で一緒に食材を選ぶ(2歳半以降)など

好き嫌いの多い子供の食育におすすめ にこにこ鉄分

知育方法として、日常生活でも取り組みやすい食育。しかし1歳以降の子供では自我が芽生え、偏食や遊び食べなどの悩みが現れやすい時期でもあります。

子供の好き嫌いが激しいと、食育どころではないというママやパパも多いのではないでしょうか。そんな方には、好き嫌いの多い子供でも食べやすい粉末タイプの「にこにこ鉄分」がおすすめです!

ほとんど無味無臭なので、子供の好きな食べ物に混ぜるだけで簡単に子供の成長に必要な栄養素を補えます。子供自身で料理にふりかけてもらって、仕上げてもらうのもおすすめです。

「おいしいご飯が出来上がる魔法の粉をかけてみて」と声かけをしてあげると、興味を持って楽しく栄養を摂ってくれるかもしれません。ぜひ毎日の食事で「にこにこ鉄分」を取り入れてみてくださいね。

よくある質問

Q:子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?

貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。

Q:子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?

1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。

Q:鉄分を多く含む食材には何がありますか?

レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。

Q:子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?

ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。

Q:鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?

1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包、親子で利用することが可能です。

おわりに

なんとなく子供の成長にいいイメージがある方も多い知育。知育は知能を高める目的として取り入れられる教育のことで、脳が完成する前の小さい子供におすすめです。

知育は自分で考えて行動することができるようになるメリットがありますが、大人が子供の年齢や発達に応じて環境をととのえてあげることが大切です。

知育玩具や幼児教材を使うだけでなく、日常の生活でも簡単に取り入れられるのでぜひ試してみてくださいね。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。 

育児に疲れたあなたへ 疲れたと感じる場面と対処法を紹介

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自分のペースでは決して進まない育児。
誠意一杯頑張っているのに思い通りにいかないと大切な我が子を可愛くないと感じてしまったり、イライラして怒ってばかりになってしまったりするママやパパも多いのではないでしょうか。

大変な一日が終わってからふと子供の寝顔を見て、怒りすぎたと後悔することもありますよね。
身体的や精神的に疲れ切っている時は、イライラしたりやる気がなくなる程に疲弊してしまったりするものです。

今回は、ママやパパが育児に疲れる場面や育児疲れの対処法について紹介します。
ぜひこの記事を参考に、毎日頑張る自分を労ってあげてくださいね。
にこにこ鉄分

育児は大変…

自分が体調不良でも、仕事があってもお構いなしに毎日こなさなければならない育児。
「子育てに疲れた時、みんなどうしてる?」「育児に疲れた日に、どうやってリフレッシュしてるの?」など、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

最近ではSNSで映されるキラキラした子育てを見る機会も多いため、自分の生活と比べて落ち込んでしまいますよね。
子供がいて幸せそうに見える家庭であっても、実際には限界を迎えているママやパパも多いのが現実です。
   

育児が疲れたと感じるのはなぜ?

育児が疲れたと感じるのはなぜ?
育児をすることで身体的にも精神的にも疲れてしまっている原因は一体なぜなのでしょうか。
疲れを感じる場面には、さまざまな状況が考えられます。

新生児期や乳児期、幼児期や学童期など子供の年齢によって原因が違っていたり、仕事や家庭環境によって違っていたりします。

育児に疲れる理由として考えられる原因について3つ解説するので、なぜ疲弊しきっているのかわからないという方は自分がどれに当てはまるのか考えてみてください。

自由な時間が取れないから

出産後に子供や家族を優先するようになると、自分の自由な時間が取れなくなってしまいます。
休んだりリフレッシュしたりする時間がないと一人になりたくなったり、逃げ出したくなったりした経験がある方も多いのではないでしょうか。

内閣官房こども家庭庁設立準備室より公表されている「こども・子育ての現状と若者・子育て当事者の声・意識」より、子育てをして負担に思うことの原因のひとつとして「自分の自由な時間が持てない」と感じているママやパパの割合が多いことがわかります。

子供が自分で外出時の準備や睡眠、お風呂などができるようになる年齢までは、ママやパパのお世話が必要になるため自由な時間は意識して確保するように心がけましょう。

育児の頑張りを周りに認めてもらえないから

毎日の育児は仕事のように休憩時間が設けられたり、お給料が発生したりするわけではありません。
パートナーから育児の大変さを理解してもらえないと、イライラしてしまったり孤独に感じてしまったりしますよね。

内閣官房こども家庭庁設立準備室より公表されている「こども・子育ての現状と若者・子育て当事者の声・意識」より子育てをして負担に思うことの原因として、最近では「子育てが大変なことを身近な人が理解してくれない」と感じている方が多くなってきていることがわかります。

共働き世帯が増えているため、育児と家事と仕事の両立に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
子育てだけでなく、家事や仕事を一緒にこなしていくのはとても大変です。
子育てをするにあたってお互いを思いやり、育児の頑張りをパートナーと認め合っていきましょう。

予定が思い通りに進まないから

子供が生まれると、予定が思い通りに進まなくなることでも疲れてしまいます。

育児中は子供のお世話をしているだけではありません。
家事や仕事などと両立するために、段取りを組みながら毎日を過ごしているママやパパが多いのではないでしょうか。

今日やることを決めていても実際には子供がぐずってやりたいことができなかったり、仕事に出勤する予定だったにも関わらず子供の体調不良で休むことになってしまったりすると精神的にも身体的にも疲れ切ってしまいますよね。

特に完璧主義の思考がある場合や、SNSでタスク通りこなすキラキラした投稿に影響されやすい場合は、思い通りに進まないことで疲れを感じてしまうため注意が必要です。

育児に疲れた時の対処法3選

育児は睡眠不足などの身体的な疲労もありますが、自分のことを後回しにすることで自由な時間がなくなったり、周りに認めてもらいにくかったりする精神的な疲労も多いですよね。

育児に疲れた時の対処法を3つ紹介するので、自分に合ったものをぜひ試してみてください。

一人の時間を作る

育児の疲れが溜まって限界を迎えたり、育児から逃げたくなったら子供と離れる時間を作ることが大切です。

自由な時間がなくて疲れているママやパパは、子供を放置してしまうようで罪悪感を感じてしまう方も多いですよね。
30分でも数時間でもリラックスできたりリフレッシュできたりする時間を確保することで、より一層育児への余裕が生まれるのでぜひ試してみてください。

一人の時間を作るためにパートナーや両親の協力が難しい場合は、保育園の一時保育を利用したり託児サービスを利用してみるのもよいでしょう。

自分にご褒美をあげる

普段から子供や家庭優先で考えて行動しているからこそ疲れてしまう育児。
たまには自分にご褒美をあげて労ってあげることも大切です。

リラックスできるマッサージに行ったり、買い物や映画に行ったりするのもおすすめです。
カフェでコーヒーを飲みながらぼーっとする時間だけでも、リフレッシュになるのでぜひ試してみてくださいね。

普段から自分のことを後回しにしやすい方は、月に一回自分へのご褒美日を作るなど意識してみましょう。

完璧主義をやめてみる

「〜しなくてはいけない」「〜するべきだ」など、自然と自分に言い聞かせている完璧主義思考がある場合は、特に育児疲れが出やすくなってしまいます。

育児は予定通りに進まないことも多いので、子供が言うことを聞かなかったりスケジュールをこなせなかった自分に対してイライラしたりして精神的に疲労してしまいます。

毎日子供のお世話を最低限しているだけでも、とても素晴らしいことです。
明日できることは明日に回してしまうのもよいでしょう。
小さな達成感を楽しんで、ストイックな考え方を少し変えてみると気持ちも楽になるので意識してみてください。

育児に疲れた時のおすすめの相談先3選

育児に疲れた時のおすすめの相談先3選
育児に疲れた時には、子育てについての悩みを専門家に相談してみるのもよいでしょう。
人に話してみると、心が穏やかになることもあります。
ひとりで悩まずに、ぜひこの記事を参考に一度自分に合った相談先に問い合わせてみてくださいね。

保健師・助産師・小児科医

育児の悩みを聞いて欲しい方や住んでいる各市区町村の保健師や助産師に相談してみるのもよいでしょう。

各市区町村には保健師や保育士、ケースワーカーや栄養士などの専門家が所属しています。
住んでいる市区町村の相談窓口に電話してみるのもよいでしょう。
また定期的にある乳幼児健診では、聞きたいことを事前にメモしておくのもいいですね。

からだの発達や病気について悩んでいる場合は、かかりつけの小児科医へ相談するのもおすすめです。
乳幼児期では風邪や熱などの症状で受診することも多いので、気軽に育児の相談がしたい方はかかりつけの小児科医に話してみてください。

子育て・女性健康支援センター

子育て・女性健康支援センターは、日本助産師協会が実施している相談窓口です。
女性が抱える子育ての悩みやパートナーからのDV防止のための相談について話を聞いてくれます。

基本的に相談は電話での窓口になりますが、自治体によっては対面で相談にのってくれる場合もあるようです。
気になる方は「自治体名+子育て・女性健康支援センター」などで検索してみてください。

児童相談所

どこに相談すればいいかわからない場合は、児童相談所に問い合わせてみるのもよいでしょう。
児童相談所は子供が心身ともに健康に育つことを目的として、子育てや家庭問題に関する相談に応じてくれる場所です。

育児が辛いと感じている方は居住地の管轄にある児童相談所に行くか、児童相談所全国共通窓口「189(いちはやく)」に電話で相談してみてください。
全国共通窓口の電話は最寄りの児童相談所に繋がるので、気軽に育児の相談をしたい方に向いています。

にこにこ鉄分は不足時がちな鉄分補給サポート

にこにこ鉄分は1日1包で簡単に鉄分補給ができる、粉末状のサプリです。
鉄分はイライラ低下や集中力の向上に働く重要な栄養素で、普段の食事で補うことはなかなか難しいのが特徴です。

「育児や仕事をこなしながら毎日鉄分バランスまで考えられない」といった声からにこにこ鉄分は誕生しました。
初回980円とお試ししやすい価格帯となっているので、気になる方は以下からチェックしてみてください。
  にこにこ鉄分
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おわりに

育児中は毎日多忙な生活を送るため、身体的にも精神的にも疲れ切ってしまいます。
イライラして怒ってばかりの毎日が続くと、自分自身を責めて落ち込んでしまう方も多いですよね。

育児に対して疲れるのは、ママやパパが子供に対して一生懸命向き合っているからこそ抱える悩みでもあります。
子供を育てているだけで凄いことだからこそ、完璧にしようとしなくても大丈夫なんです。

疲れに限界が来る前に子供と離れる時間を作ってみたり、相談できる場所に問い合わせてみたりしてみるのもよいでしょう。
悩みが深刻化してしまう前に、できそうなことから対策してみてくださいね。

ライタープロフィール

谷岡 友梨

保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。
 
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【2025年最新版】子供におすすめの市販カルシウムサプリ3選!選び方も解説【管理栄養士執筆】

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子供の成長に欠かせない栄養素とは


成長期の子供は、さまざまな栄養素を食事から摂取する必要があります。

からだを動かすためのエネルギー源になる「炭水化物」や筋肉や臓器などの構成成分でもある「タンパク質」、骨や歯の形成に必要な「カルシウム」や「マグネシウム」、赤血球を作るのに必要な「鉄分」などの成長に欠かせない栄養素を積極的に補いましょう。

特にカルシウムは、食事だけでは不足しやすい栄養素のうちのひとつでもあります。丈夫に育つために重要な栄養素でもあるので、意識して摂取するように心がけましょう。

 

子供にとってのカルシウムの必要性


カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。生まれてから5歳までの乳幼児期は身長や体重の成長が著しいため、カルシウムをしっかり補う必要があります。

栄養価の高い母乳やミルクから栄養を摂っている時期では、カルシウムが足りないなどの問題は特にありません。

しかし離乳食から栄養を摂り始める乳児期後半から幼児期では、カルシウムが不足しないように食べ物からカルシウムを積極的に補いましょう。


 

1日あたりに必要なカルシウムはどれくらい?


子供の成長に必要不可欠なカルシウム。カルシウムは牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品やしらすや小魚、小松菜や切り干し大根などの野菜類などの食べ物に豊富に含まれています。

日本人の食事摂取基準2020年版(八訂)より、食事からのカルシウム摂取量は1歳と2歳では1日あたり450mg、3歳から5歳では1日あたり550〜600mgが推奨されています。


食事からカルシウムを効率よく摂取するためには、吸収時に必要となるビタミンDも一緒に補うように心がけておくとよいでしょう。


 

子供がカルシウム不足になると、どんな影響がある?


カルシウムが不足すると成長の伸びが気になったり、頑丈なからだを作るサポートができなくなってしまったりしてしまいます。

「令和元年国民健康・栄養調査の結果」より、1〜6歳のカルシウムの平均摂取量は1日あたり416mgと報告されています。

牛乳や乳製品にアレルギーがある場合や、小魚などのカルシウムが豊富な食べ物をあまり食べない方、牛乳嫌いの子供や給食がない場合では、カルシウムが不足してしまう可能性があるので気をつけましょう。

また乳児期後半や幼児期は、遊び食べや偏食、少食などの行動が起こりやすい年齢でもあります。かたよった食事になりやすい時期でもありますが、1日で必要なカルシウム量を摂取しようとすると大変なので、数日単位で栄養が補えるように心がけるとよいでしょう。


 

子供がサプリメントを摂取するメリット


からだが著しく変化する子供は、成長に必要な栄養を食事から積極的に摂取する必要があります。

しかし乳児期後半から幼児期では、遊び食べや偏食、少食が目立つようになる時期でもあるので困ってしまうママやパパも多いのではないでしょうか。

食事から栄養をうまく補えない場合は、サプリメントを取り入れてみるのもよいでしょう。

 

食事で不足しがちな栄養素を手軽に摂取できる

サプリメントは、食事で不足しがちな栄養素を手軽に補えます。

子供用サプリメントにはタブレットタイプや水なしで噛んで食べられるチュアブルタイプ、料理にかけてそのまま食べられる粉末タイプなどさまざまな形状のものが販売されています。おやつ感覚で食べられるので、毎日食べやすい商品を選ぶとよいでしょう。

ただし子供用サプリメントには、安全性や有効性について科学的に評価されたものはほとんどありません。効果を期待して多量に摂取するのは避け、栄養を補う補助的な役割として1日摂取目安量を守って楽しみましょう。

 

子供の成長に必要な栄養を効果的に補える

子供用サプリメントは、成長に必要な栄養を効果的に補えるメリットもあります。骨や歯の形成に必要な栄養素の「カルシウム」や「マグネシウム」、赤血球を作るのに必要な「鉄」などの栄養素が配合されているものを選ぶとよいでしょう。

また効率よくカルシウムを補いたい方は、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける「ビタミンD」が一緒に配合されている商品を選ぶのもおすすめです。

 

子供におすすめのサプリメントの選び方


食事で不足しがちな栄養を手軽に補えるサプリメント。子供用サプリメントにはさまざまな商品が販売されているので、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

子供に与えるサプリメントの選び方を紹介するので、参考にしてみてください。

 

栄養機能食品表示がされているか

栄養機能食品は、ビタミンやミネラルなどの補給を目的とするサプリメントのことをいいます。

サプリメントに含まれている特定の栄養成分が、国によって定められている基準に当てはまっていれば、届け出や申請をせずにでも栄養成分の機能性を商品パッケージに記載できます。

商品パッケージを見るだけで、自分の目的に合った商品を選べるメリットがあります。どのサプリメントを選べばいいか迷った場合は、栄養機能食品の表示があるのものから選ぶとよいでしょう。

 

様々な栄養がバランスよく配合されているか

子供の成長に必要な栄養素が、バランスよく配合されている商品を選びましょう。カルシウムやマグネシウム、鉄分以外にも、成長に必要なたんぱく質やビタミンなどの成分もまとめて補えるものから選ぶのもおすすめです。

野菜類や海藻類をあまり食べないという場合は、ビタミンやミネラルが配合されている商品から選ぶといいですね。

 

子供の年齢に合わせたサプリメントか

メーカーや商品によって、サプリメントの対象年齢は違っています。商品を選ぶ際は子供の年齢に合ったものを選ぶとよいでしょう。

水で飲むタブレットタイプは、固形のものを飲み込めるようにならないと飲めないので小さい子供には向いていません。チュアブルタイプは、しっかり噛めるようになる時期の子供に向いています。

小さい子供に与える場合は、料理や飲み物に混ぜて食べさせられる粉末タイプがおすすめです。

 

カルシウムが摂れる子供におすすめのサプリメント

食事だけでは不足しがちな栄養を手軽に補えるカルシウムサプリメント。一般的なサプリメントは大人用として販売されているものがほとんどなので、子供にとっては量が多すぎる可能性があります。

今回はお菓子感覚で毎日続けて食べられる「カルシウムが摂れる子供におすすめのサプリメント」をご紹介します。

①高光製薬 ノビルン


出典:
高光製薬

商品名:ノビルン(ラムネ味・ココアチョコ味・ぶどう味)
形状:チュアブルタイプ
分類:栄養機能食品(カルシウム・ビタミンB6・ビタミンD)
内容量:108g(60粒・30日分)
1日摂取目安量:1日2粒
主な成分:
【ラムネ味】たんぱく質(0.29g)、カルシウム(225mg)、ビタミンB6(1.00mg)、ビタミンD(1.98μg)、卵黄ペプチドボーンヘップ(300mg)
【ココアチョコ味】たんぱく質(0.46g)、カルシウム(225mg)、ビタミンB6(1.00mg)、ビタミンD(1.98μg)、卵黄ペプチドボーンヘップ(300mg)
【ぶどう味】たんぱく質(0.30g)、カルシウム(225mg)、ビタミンB6(1.00mg)、ビタミンD(1.98μg)、卵黄ペプチドボーンヘップ(300mg)


アルギニンやシトルリン、オルニチンやα-GPC配合のカルシウムサプリメントです。カルシウムを効率よく補いたい方に向いています。

またマグネシウムやビタミン類、アルギニンやα-GPC、スピルリナやボーンペップなども配合されているので、子供の成長に必要な栄養素をまとめて補えます。


 

②PROE JUMPY


出典:
PROE公式通販

商品名:PROE JUMPY(ラムネ味)
形状:チュアブルタイプ
分類:栄養機能食品(ビタミンA・ビタミンB1・ビタミン2・ビタミンC・ビタミンD・鉄・カルシウム)
内容量:150g(150粒・30日分)
1日摂取目安量:1日5粒
主な成分:ホスファチジルセリン末(32.5mg)、卵黄ペプチドボーンヘップ(310mg)


カルシウムだけでなく、ホスファチジルセリン(PS)も一緒に補えるサプリメントです。集中できない方や落ち着かない子供にも向いています。国内のGMP認定工場で製造されているので、国産のものを選びたい方にもおすすめです。

 

③UHA味覚糖 UHAグミサプリ KIDS Ca・鉄


出典:
UHAグミサプリ

商品名:UHAグミサプリ KIDS Ca・鉄(パイナップル味&マンゴー味)
形状:グミタイプ
分類:健康補助食品
内容量:100粒(20日分)
1日摂取目安量:1日5粒
主な成分:たんぱく質(0.2g)、カルシウム(200mg)、鉄(2.0mg)ビタミンB6(0.8mg)、ビタミンD(3.0μg)、コラーゲン(160mg)


お菓子感覚で楽しみたい方におすすめのグミタイプのサプリメント。スーパーやドラッグストアなどの市販でも販売されているので、初めて子供用サプリメントを試してみたいという方にもおすすめです。


 

カルシウム・鉄分・タンパク質がまとめて摂れる にこにこ鉄分

偏食や少食、遊び食べなどが出てくると、栄養が摂れているか心配になってしまいますよね。食事だけでは不足しがちなカルシウムや鉄分、子供の成長に欠かせないタンパク質を手軽に補いたい方には「にこにこ鉄分」がおすすめです!
 


「にこにこ鉄分」は子供の成長に必要なカルシウムや鉄分、タンパク質以外にもビタミンやミネラルなどさまざまな栄養をまとめて補えます。
粉末タイプのサプリメントなので、1歳半以降の小さい子供でも食べられます!
普段の料理や飲み物に混ぜて、ぜひ試してみてください。

おわりに


からだの発達が著しい幼児期では、多くのカルシウムが必要になります。しかし偏食や少食、遊び食べなどが目立つ時期でもあるので、カルシウム不足にならないか心配になるママやパパも多いのではないでしょうか。

子供用カルシウムサプリメントにはさまざまな商品が販売されています。子供の成長に必要な栄養素を手軽に補えるので、年齢に合った形状のサプリメントを探してみてくださいね。

 

【ライタープロフィール】

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。