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ママ向け記事一覧

赤ちゃんの栄養不足 特に不足しやすい栄養素と補う方法を解説

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赤ちゃんに不足しがちな栄養素とは?

生後6カ月までの赤ちゃんは、必要な栄養のほとんどを母乳やミルクから補っています。

しかし生後6カ月以降になると母乳やミルクだけではなく、離乳食からも栄養を補えるようになってきます。まだ上手に離乳食を食べられない赤ちゃんや、自我が芽生え好き嫌いが激しくなってくる時期では栄養不足にもなりやすいため気をつけましょう。

今回は管理栄養士が、赤ちゃんが不足しやすい栄養素や栄養不足になるデメリットについて解説していきます。

鉄分

鉄は赤血球を作るのに必要な栄養素で、赤ちゃんが不足しやすい栄養素のうちのひとつです。

赤ちゃんはママのおなかにいる間に、たくさんの鉄をもらって生まれてきます。
生後6ヶ月以降では赤ちゃんが持っている体内の鉄分が徐々に少なくなってしまうため、離乳食からも鉄分が豊富な食べ物を積極的に補いましょう。

レバーや赤身の肉や魚、ほうれん草などの鉄分が豊富な食べ物を取り入れるのがおすすめです。

タンパク質

筋肉や臓器、皮膚などの構成成分でもあるタンパク質は、赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素です。
普段から肉や魚、大豆製品や乳製品を食べないと不足してしまう可能性もあるので気をつけましょう。

まだ上手に噛んで食べることができない赤ちゃんにとって、肉や魚などはかたかったり水分量が少ないことで食べにくかったりする食材でもあります。

肉や魚を嫌がる場合は細かく刻んで食べやすくしてあげたり、とろみをつけた調理法を取り入れてみたりするのもよいでしょう。また納豆や高野豆腐、ヨーグルトや豆腐など、赤ちゃんの食べやすいタンパク質食材から栄養を補うのもおすすめです。

DHA

考える力をサポートするDHAは、赤ちゃんのうちから食事でしっかり補いたい栄養素です。

機能性表示食品よりDHAには、認知機能の一部である数・ことば・図形・状況などの情報の記憶をサポートする機能があることが報告されています。

DHAはイワシやサバなどの青魚に多く含まれていますが、魚を食べる機会があまりない場合は豚肉や鶏むね肉、牛肉や卵などから摂取するのもよいでしょう。

赤ちゃんにとっての鉄分の重要性

ママのおなかにいる間から生後2歳前後までの1000日間の栄養状態は、将来の子どもの肥満やアレルギーなどの健康状態に関与するといわれています。
妊娠中から生後2歳前後までの食事には、特に栄養バランスのいい食べ物を意識して摂取しましょう。

また脳はゆっくりと成長して、6歳ごろには脳の大きさや神経回路の90%が完成します。
赤ちゃんの成長や脳の発達のためには、鉄分が不足しないように食事から十分に補いましょう。

生後9ヶ月以降は鉄欠乏性貧血のリスクが高まる

生後9ヶ月以降になると鉄欠乏性貧血のリスクが高まるため注意が必要です。

生まれてから生後4ヶ月までの赤ちゃんは、生まれる前にママからもらった鉄分を体内で利用できています。しかし生後5ヶ月以降になると、体内に貯蔵されていた鉄分が徐々に減ってきてしまいます。

生後9ヶ月以降になると貯蔵鉄の減少やからだの発達が著しい時期であることなどが原因で、鉄欠乏性貧血のリスクが高まるため気をつけましょう。

鉄欠乏性貧血にならないためにも、生後9ヶ月以降では1日3回の離乳食で鉄分が豊富な食べ物を積極的に取り入れましょう。

鉄分は食事で摂取することが難しい

赤ちゃんの健やかな成長や脳の発達のためには、食事からも鉄分をしっかり補う必要があります。
赤身の肉や魚、ほうれん草などに多く含まれているため普段の食事で積極的に摂取するとよいでしょう。

ただし偏食や遊び食べなどが見られる赤ちゃんにとって、食事から鉄分をしっかり摂取するのは難しい時期でもあります。

レバーや赤身の肉や魚など、水分量が少なくパサパサした食感を嫌がる場合は水溶き片栗粉でとろみをつけてあげるとよいでしょう。かたくて食べにくい肉類を与える場合は、細かく刻んであげたりひき肉を使ってみたりするのもおすすめです。

鉄分・タンパク質・DHAがまとめて摂れる にこにこ鉄分

赤ちゃんの健やかな成長に必要な鉄分は、生後6ヶ月以降の赤ちゃんで不足しやすくなってしまいます。
離乳食だけでは不足しがちな鉄分を、簡単に補いたい場合には「にこにこ鉄分」がおすすめです!

「にこにこ鉄分」は鉄分以外にも、赤ちゃんが不足しやすい栄養素のタンパク質やDHAも一緒に補えます。
栄養バランスのいい離乳食を手軽に用意したいという方は、ぜひ試してみてくださいね!





おわりに


最初のうちは母乳やミルクから栄養を補うことがほとんどの赤ちゃんも、離乳食から栄養を補えるようになってきます。

生後6ヶ月以降になると赤ちゃんの成長に必要な鉄分が徐々に減ってきてしまうので、赤ちゃんが不足しやすい栄養素を普段の離乳食から積極的に摂取するとよいでしょう。

毎日栄養バランスのいい離乳食を作ることに負担を感じているママやパパは、鉄分やタンパク質、DHAなどの栄養が配合されている赤ちゃん用の粉末サプリを取り入れてみるのもおすすめです。

赤ちゃんが不足しやすい栄養素を、毎日の離乳食から意識して取り入れてみてくださいね。

【ライタープロフィール】

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

離乳食の味付け完全ガイド|調味料の使い方とNGポイント【管理栄養士監修】

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離乳食に使える調味料と味付けの目安

離乳食では調味料をなるべく使わず、だし汁や野菜の煮汁などを使用して素材本来の味を楽しみます。

生後9カ月ごろの後期以降になって離乳食を食べてくれない場合は、少量の調味料を加えて味付けに変化を加えるのもおすすめです。

離乳食の時期は大人と同じ量の調味料は使用できないので、食品本来の味を生かしながら薄味で仕上げましょう。
離乳食で調味料を使用する際には、月齢ごとに食べられる調味料や与えられる目安量を理解しておくといいですね。
にこにこ鉄分

【離乳食初期】5〜6ヶ月ごろの離乳食の調味料と味付け

生後5〜6カ月ごろの離乳食初期では、調味料は使用しません。
「日本人食事摂取基準2020年版」より、生後5ヶ月の1日の塩分摂取目安量は0.3g、生後6ヶ月では1.5gと定められています。

味に変化をつけたい場合は、だし汁や野菜を煮たあとの汁、育児用ミルクなどを取り入れるとよいでしょう。

うま味や塩分を含む食材を調味料の代わりに取り入れると、美味しく食べられるので試してみてください。

<離乳食初期の味付けにおすすめの食品>
・昆布だし
・かつお出汁
・しいたけ出汁
・食パン
・うどん
・塩抜きしたしらす
・育児用ミルク  など

【離乳食中期】7〜8ヶ月ごろの離乳食の調味料と味付け

生後7〜8カ月ごろの離乳食中期でも、まだ調味料は使いません。
「日本人食事摂取基準2020年版」より、生後7〜8ヶ月の1日あたりの塩分摂取目安量は1.5gと定められています。

味に変化を出したい場合は、初期と同様にうま味や塩分を含む食べ物を取り入れるとよいでしょう。

<離乳食中期の味付けにおすすめの食品>
・カッテージチーズ
・きなこ
・ツナ水煮缶(食塩不使用)
・少量のバター
・ヨーグルト(無糖)
・育児用ミルク  など

【離乳食後期】9〜11ヶ月ごろの離乳食の調味料と味付け

生後9〜11ヶ月ごろの離乳食後期では、少量の塩や砂糖、しょうゆ、みそなどの調味料が使えるようになります。
ただし赤ちゃんが調味料なしでも離乳食を食べられている場合は、あえて調味料を使う必要はありません。

「日本人食事摂取基準2020年版」より、生後9〜11ヶ月の1日あたりの塩分摂取目安量は1.5gと定められています。

単調な離乳食に飽きてあまり食べてくれなくなった場合には、少量の調味料を使ってみるのもよいでしょう。

<離乳食後期の味付けにおすすめの食品>
・桜えび
・プロセスチーズ
・粉チーズ
・バター
・塩抜きした塩鮭

<離乳食後期におすすめの調味料>
・塩
・砂糖
・しょうゆ
・みそ
・ケチャップ
・マヨネーズ
・みりん
・酒
・酢
・サラダ油
・オリーブオイル
・ごま油
・甘酒   など

【離乳食完了期】12〜18ヶ月ごろの離乳食の調味料と味付け

生後12〜18ヶ月の離乳食完了期では、まだ大人と同じ調味料のほとんどが使えるようになります。
そのため大人の料理から取り分けて、薄めてから与えるのもよいでしょう。

「日本人食事摂取基準2020年版」より、生後12〜18ヶ月の1日あたりの塩分摂取量は3.0g未満にすることが推奨されています。

大人用のコンソメや中濃ソース、ウスターソースなどのソース類も少量であれば使えるようになりますが、使い過ぎには気をつけましょう。

<離乳食完了期におすすめの調味料>
・コンソメ(大人用)
・中濃ソース
・ウスターソース
・とんかつソース
・塩麹      など

離乳食におすすめしない調味料

注意マークの画像

砂糖の代わりにハチミツを与えたい場合は、生後1歳以上になってから与えましょう
生後1歳未満児にハチミツを与えると、体内でボツリヌス菌が増殖してしまい毒素を作ってしまう恐れがあるため注意が必要です。

また刺激の強いものや、塩分や糖分が多い調味料を離乳食で使用するのは避けましょう。

<離乳食におすすめしない調味料>
・豆板醤
・甜麺醤
・粒マスタード
・わさび
・からし
・山椒
・こしょう
・唐辛子
・ピーナッツバター など

栄養バランスの取れた離乳食に にこにこ鉄分



生後9〜11ヶ月ごろになって、離乳食をあまり食べてくれなくなってきた時におすすめの調味料。
調味料を使っても離乳食をなかなか食べてくれないという時には「にこにこ鉄分」がおすすめです!

「にこにこ鉄分」は、離乳食初期から食べられる粉末タイプの栄養補助食品です。
普段の料理に混ぜるだけで、簡単に赤ちゃんの成長に必要な鉄分やタンパク質、カルシウムなどの栄養を補えます!

離乳食の栄養バランスが気になる方はぜひ試してみてくださいね。

にこにこ鉄分

よくある質問

Q1. 子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?
A. 貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。
Q2. 子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?
A. 1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。
Q3. 鉄分を多く含む食材には何がありますか?
A. レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。
Q4. 子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?
A. ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。
Q5. 鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?
A.1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包親子で利用することが可能です。

おわりに

調味料を使って離乳食を作っている画像
素材本来の味を生かした調理法の離乳食。

単調な味に飽きてしまって離乳食を食べなくなった赤ちゃんには、うま味や塩分の感じられる食材を取り入れたり、月齢に合わせて食べられる調味料を少量使ってみるのもおすすめです。

赤ちゃんが離乳食をあまり食べてくれない場合は、ぜひこの記事を参考に調味料を生かした離乳食作りを取り入れてみてくださいね。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

離乳食はいつからはじめる?離乳食の進め方とおすすめレシピを紹介

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離乳食はいつからはじめる?


母乳やミルクしか飲めない赤ちゃんが、食べ物からも栄養を摂れるように食べる練習をする期間の離乳食。

離乳食は生後5〜6カ月ごろを目安に開始し、生後12〜18カ月になって咀嚼しながら食べることができるようになるまで続きます。

離乳食の開始時期はあくまでも目安なので、赤ちゃんの発達に応じて調整してあげるとよいでしょう。

ただし「離乳食の開始時期を遅らせることが食物アレルギーの発症を予防する」という科学的根拠はありません。離乳食をいつから始めようか迷っている方は、アレルギー予防のために開始時期を遅らせるのは避けましょう。

離乳食の開始時期は、月齢や赤ちゃんからのサインなどを参考にして始めてみてくださいね。

離乳食をはじめるサイン

・生後5〜6ヶ月を過ぎている
・よだれがよく出るようになった
・食べ物や周りの人の食事に興味を示している
・首がすわっている
・支えがあれば座れる
・スプーンなどをを舌で押し出そうとしない

離乳食を始めるタイミングに迷った方は、赤ちゃんからのサインを参考にして開始するのもよいでしょう。
生後5〜6カ月ごろになると赤ちゃんが食べ物に興味を持ち出すようになってきます。

赤ちゃんからのサインがいくつかみられる場合は、体調や機嫌がいい時に合わせて離乳食を始めてみるのがおすすめです。

離乳食のはじめ方


生後5〜6カ月ごろになっていざ離乳食を開始しようとしても、どんな食べ物をどのくらいの量与えればいいのかなど疑問に思う方も多いですよね。

今回は管理栄養士が離乳食開始後の初期で食べられる食べ物や量、離乳食の進め方について解説するのでぜひ参考にしてみてくださいね。

離乳食初期は何を、どのくらいの量食べさせればいい?

生後5〜6カ月ごろから始まる離乳食初期。
離乳食開始後の食べ物には、消化がよくアレルギーの発症リスクが少ない食べ物がおすすめです。

離乳食初期ではつぶした10倍がゆを小さじ1杯から与え、徐々に量を増やしていきます。
おかゆに慣れてきたら、にんじんなどの野菜類や豆腐などのタンパク質の順番に与える食材を増やしましょう。

離乳食開始して26〜30日程度が経った頃にはつぶした10倍がゆは30g、野菜類は15g、豆腐や白身魚などは5〜10g程度の量を食べられるようになります。

<離乳食初期におすすめの食べ物>
・つぶした10倍がゆ
・にんじん
・ほうれん草
・じゃがいも
・さつまいも
・かぼちゃ
・ブロッコリー
・豆腐
・しらす
・白身魚
・卵黄   など

離乳食の進め方のポイント

離乳食を進める際には、赤ちゃんの発達段階に合わせて形状や大きさを変えてあげる必要があります。離乳食初期ではヨーグルトやポタージュ状の食べ物を与えましょう。

加熱した食材をすりつぶしたり裏ごししたりしたあとに、白湯やミルクなどでのばすとなめらかになってごっくんしやすくなります。

また初めての食材は、1日小さじ1杯程度から与えましょう。じんましんや喉のかゆみなどのアレルギー症状が現れても、すぐに病院を受診できるように平日の午前中の時間帯に与えるのがおすすめです。

離乳食初期のおすすめレシピ
「さつまいもミルクがゆ」


【材料(1回分)】
・10倍がゆ…30g
・さつまいも…15g
・育児用ミルク(調乳済み)…大さじ1

【作り方】
①皮をむいたさつまいもはゆでて、すり鉢ですりつぶしてなめらかにする。
②10倍がゆに育児用ミルクを加えてしっかり混ぜ合わせ、皿に盛り付ける。
③上から①のさつまいもペーストをのせる。

離乳食初期から食べられる にこにこ鉄分


生後5〜6カ月から始まる離乳食は、食べ物から栄養を補えるようになるための練習期間。

粉末タイプの栄養補助食品「にこにこ鉄分」は、固形のものが食べられない離乳食初期の赤ちゃんでも手軽に栄養を補えます!

なめらかなペースト状にした食べ物に混ぜるだけで、簡単に成長に必要な栄養を補えます。ほとんど無味無臭の「にこにこ鉄分」は、食べ物に慣れていない赤ちゃんでも食べやすいので、赤ちゃんの栄養不足が気になる方はぜひ試してみてくださいね。




おわりに


離乳食をいつから始めたらいいかわからないという方は、生後5〜6カ月ごろを目安にして赤ちゃんからのサインがみられる場合は開始するとよいでしょう。

今まで母乳やミルクなどの液体からしか栄養を摂ったことのない赤ちゃんは、離乳食で初めて食材を飲み込むことに挑戦します。

離乳食初期では、赤ちゃんが自分でごっくんしやすいような形状の食べ物を与えてあげましょう。発達段階に合わせて、赤ちゃんのペースで離乳食を進めてあげてみてくださいね。

【ライタープロフィール】

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
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赤ちゃんの離乳食にレバーをあげても大丈夫?調理方法やおすすめレシピを紹介

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赤ちゃんの離乳食にレバーをあげても大丈夫?

赤ちゃんの成長に必要な栄養が豊富に含まれているレバー。
「離乳食でレバーはいつから食べられる?」「レバーの下処理はどうやってすればいい?」「レバーを使ったおすすめの離乳食レシピはある?」など気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は管理栄養士が離乳食でレバーを食べられる時期や栄養成分、下処理や冷凍方法などの調理のポイント、レバーの離乳食レシピを紹介します。

ぜひこの記事を参考に、毎日の離乳食作りでレバーを取り入れてみてくださいね。

にこにこ鉄分

レバーは離乳食中期(7ヶ月〜8ヶ月)から与えてOK


鶏レバーや牛レバー、豚レバーなどのレバーは、生後7〜8ヶ月以降に食べられる食材です。

レバーを与える際はアレルギー症状が出ないか確認するするためにも鶏肉や豚肉、牛肉などの肉類を試してから与えましょう。

レバーはそのままではかたいので、生後7〜11ヶ月ごろまではペースト状にしたものを調理します。

中期では1回あたり約10g、後期では1回あたり約15gを目安に与えましょう。
生後12〜18ヶ月ごろの完了期では粗くみじん切りにしたものを1回あたり約15gを目安に与えるとよいですね。

レバーに含まれる栄養

レバーには鉄分やタンパク質、亜鉛やビタミンAなどの赤ちゃんの成長に必要な栄養素が豊富に含まれています。

赤ちゃんは生後6ヶ月以降になるとママからもらって生まれてきた鉄分が不足してきてしまうので、効率よく鉄分を補えるレバーを離乳食で取り入れてみるとよいでしょう。

ただしレバーにはからだに蓄積されやすい脂溶性ビタミンのビタミンAが豊富に含まれているため、食べ過ぎには注意が必要です。毎日多量に摂取してしまうと、かえって体調が悪くなってしまう可能性もあるので気をつけましょう。

 

レバーを調理する際のポイント

鉄分補給にぴったりのレバーですが臭みが強く、赤ちゃんによっては食べにくい食べ物でもあります。離乳食でレバーを使う際には、下処理をして臭み取りをしてから調理しましょう。

レバーを調理する際のポイントとして下処理の方法や冷凍方法を紹介します。

レバーの下処理方法

①ボウルに水を張る。
②流水を流しながら、①の中でレバーの血の部分を洗い流す。
③牛乳に10分漬け込む。
④流水で洗い流す。

レバーの下処理が済んだら、熱湯で15分程度ゆでてから赤ちゃんの月齢ごとの形状にして調理しましょう。

下処理をしても臭みが強い場合はお肉に混ぜてハンバーグや肉団子にしたり、トマト缶を一緒に使って煮込んだりすることで、独特の臭みをやわらげられます。

レバーの冷凍方法

レバーは冷凍保存も可能な食材です。
離乳食では少量しか使わないため、余ってしまった分は小分けにして冷凍しておくとよいでしょう。

下処理したレバーを月齢ごとの形状にしたら、冷凍保存容器や冷凍保存袋に1回量ずつ入れて密閉してから冷凍します。

もしくは下処理した状態のレバーをそのままラップに包んで、冷凍保存袋に入れてから冷凍しておく方法もおすすめです。凍ったまますりおろすと簡単に細かくできるので料理で手軽に使えます。

冷凍したレバーは、1週間以内に使い切るようにしておきましょう。

レバーの離乳食後期レシピ
「カレー風レバーペースト」


【材料(作りやすい分量)】
・鶏レバー(下処理済み)…100g
・トマト缶…大さじ2
・カレー粉…少々
・しょうゆ…少々
・砂糖…小さじ1/3

【作り方】
①下処理済みの鶏レバーをゆでる。
②みじん切りにしてすりつぶし、ペースト状にする。
③鍋に①とトマト缶、カレー粉としょうゆ、砂糖を加えて弱火にかける。
④水分がなくなるまで煮詰める。


【コメント】パンに塗ったり挟んだりして楽しめるカレー風レバーペースト。離乳食後期以降の赤ちゃんで鉄分補給レシピを探している方におすすめです。

にこにこ鉄分で手軽な鉄分補給を

効率よく鉄分を補給するのにおすすめのレバー。

レバーは下処理が必要だったり独特の臭みを赤ちゃんが嫌がったりすることもあるため、離乳食で使うのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

鉄分を手軽に摂取したいという場合には、赤ちゃんから使えるサプリメントを利用するのもよいでしょう。

レバーに豊富な鉄分を手軽に補給したい方には「にこにこ鉄分」がおすすめです!「にこにこ鉄分」は、鉄分やタンパク質、カルシウムなどの赤ちゃんの成長に必要な栄養素をまとめて補えます。

粉末タイプなので、普段の料理に混ぜるだけで簡単に鉄分補給が可能です。レバーの下処理は面倒だけど、鉄分を効率よく補給したいという方はぜひ試してみてくださいね。

にこにこ鉄分

おわりに


生後7〜8ヶ月以降の離乳食中期から食べられるレバーは、鉄分やタンパク質など赤ちゃんの成長に必要な栄養が豊富に含まれています。

独特の臭みが強く加熱するとかたくなってしまうので、離乳食で使う際は下処理をしてから赤ちゃんの月齢に合わせた形状にして与えましょう。

鉄分補給はしたいけど離乳食でレバーを使うのは大変という方は、鉄分を手軽に補えるサプリメントを試してみるのもおすすめです。

ぜひ毎日の離乳食作りで、栄養価の高いレバーを取り入れてみてくださいね。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

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ほうれん草と鉄分 鉄分補給は本当にできる?

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ほうれん草に含まれる栄養素

にこにこ鉄分
生後5〜6ヶ月の離乳食初期から食べられるほうれん草。葉の部分はやわらかくスーパーでも年中手に入りやすいほうれん草は、離乳食で使う野菜に向いています。
今回は管理栄養士がほうれん草に含まれている栄養素についてや、離乳食で使うのにどんなメリットがあるのかを解説するので、この記事を参考に毎日の離乳食作りでほうれん草を取り入れてみてくださいね。

ほうれん草に含まれる栄養素

鉄分

生のほうれん草はゆでたり油で炒めたりすると、鉄分が半分程度に減ってしまう性質をもちます。
離乳食でほうれん草から鉄分を補いたい場合は、他の食材との組み合わせや調理法の工夫を取り入れるとよいでしょう。

ビタミンA・ ビタミンC

ほうれん草には、ビタミンAやビタミンCなどの栄養素も豊富に含まれています。ビタミンAやビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
強い抗酸化作用を持つことから、抵抗力の少ない赤ちゃんにもおすすめです。

カリウム

ゆでたり油で炒めたりするとカリウム含有量は少なくなってしまいますが、それでも野菜類の中では比較的多い特徴があります。

鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄の2種類に分けられる

鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄の2種類に分けられる

鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があり、妊娠中や授乳期には特に接種したい栄養素です。
ヘム鉄、非ヘム鉄の違いを以下でそれぞれ詳しく説明します。

ヘム鉄

ヘム鉄は、肉や魚などの動物性食品に含まれる鉄分で、体に吸収されやすいのが特徴です。
ヘム鉄の吸収率は約20~30%と高く、小腸から効率よく取り込まれます。
そのため、鉄分不足を防ぐためには、
レバー、赤身の肉、マグロ、カツオなどの食品を積極的に取り入れるのがおすすめです。
特に成長期の子どもや妊娠中の女性は鉄分の必要量が多いため、ヘム鉄 を含む食品をバランスよく摂取することが大切です。

非ヘム鉄

ほうれん草に豊富に含まれている鉄分は、非ヘム鉄でからだへの吸収率が低いデメリットがあります。
そのため離乳食でほうれん草の鉄分を効率よく補いたい場合は、調理の際にできる工夫を取り入れましょう。

・鉄鍋や鉄球を利用して調理する。
・鉄の吸収率を上げるビタミンCやタンパク質が豊富な食べ物と組み合わせて食べる。
・鉄の吸収を阻害するタンニンやフィチン酸と一緒に摂らない。

鉄分が必要な理由

鉄分は、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンを構成する必須ミネラルです。
生後6か月頃から子どもの体内に蓄えられた鉄は急速に減り始め、歩き始めや脳の発達が盛んな時期に不足しやすくなります。
とくに母乳中心の離乳初期や、好き嫌いが増える2~3歳、運動量が増える幼児期は要注意。世界保健機関(WHO)は、幼児の約4割が鉄不足と報告しています。
鉄分が不足すると
鉄分が欠乏すると、顔色が悪い・食欲不振・集中力低下などの「鉄欠乏性貧血」を招き、運動能力や知的発達に悪影響が出ることも。
逆に十分な鉄を摂ることで、エネルギー代謝が円滑になり、免疫力や学習意欲が高まるといわれています。

鉄分を手軽に補える にこにこ鉄分

にこにこ鉄分のおすすめポイント 

赤ちゃんの成長に必要な鉄分が豊富なほうれん草。
しかし離乳食でほうれん草から鉄分を効率よく摂取するためには、調理を工夫したり他の食材との組み合わせを考えたりしなければいけないので大変ですよね。

ほうれん草に豊富な鉄分を効率よく補いたい方には「にこにこ鉄分」がおすすめです!鉄分以外にも赤ちゃんの成長に必要なタンパク質やカルシウム、ビタミンやミネラルを一緒に補えます。
粉末タイプの食品なので、普段の料理にふりかけるだけでおいしく食べられます。離乳食で鉄分を効率よく摂取したい方はぜひ試してみてくださいね。

おわりに

にこにこ鉄分

ほうれん草には、非ヘム鉄の鉄分が豊富に含まれています。非ヘム鉄はからだでの吸収率が低いデメリットもあるので、調理の際は工夫を取り入れましょう。

効率よく摂取するには鉄鍋や鉄球を使用したり、ビタミンCやタンパク質などの鉄分の吸収をサポートする食べ物と組み合わせる方法がおすすめです。
食事から摂取が難しい鉄分はサプリメントなどから補うのもよいでしょう。自分に合った方法で離乳食から鉄分を補給してみてくださいね。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
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よくある質問

Q:子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?

貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。

Q:子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?

1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。

Q:鉄分を多く含む食材には何がありますか?

レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。

Q:子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?

ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。

Q:鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?

1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包、親子で利用することが可能です。

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ほうれん草を使った離乳食 ほうれん草ペーストのレシピや調理のポイントを解説

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離乳食にほうれん草がおすすめの理由

ほうれん草は生後5〜6カ月ごろの離乳食初期から食べられる食材。やわらかい葉が特徴的で栄養価も高いので、赤ちゃん与える離乳食に向いています。

ほうれん草には鉄分やビタミンA、ビタミンCやカリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。ほうれん草に豊富な鉄分は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。

生後5〜6カ月ごろになると鉄分が不足しやすくなってしまいまうため、離乳食でほうれん草を積極的に取り入れて鉄分を補いましょう。

 

ほうれん草を使った離乳食の進め方


離乳食開始後の赤ちゃんから食べられて、鉄分などの栄養も豊富なほうれん草。ほうれん草を離乳食で使う際は、赤ちゃんの月齢に合わせた形状にして与えましょう。

離乳食の初期・中期・後期・完了期に分けて、ほうれん草の進め方を解説します。

離乳食初期

生後5〜6カ月ごろの離乳食初期では、ほうれん草の葉先を使用しましょう。

ヨーグルトやポタージュ状にして、ごっくんしやすいペーストにしてください。初めてほうれん草を与える場合は小さじ1程度から与え、徐々に増やしていくとよいでしょう。

離乳食中期

生後7〜8カ月ごろの離乳食中期では、ほうれん草の葉先を使用しましょう。

しっかり加熱して舌でつぶせる程度のかたさにし、1回あたり20〜30gを目安に使いましょう。

離乳食後期

生後9〜11カ月ごろの離乳食後期では、細かく切った茎や7mm角の葉先が使用できます。

しっかりゆでて、歯茎でつぶせる程度のかたさにしたものを与えましょう。1回あたり30〜40gを目安に離乳食で取り入れるとよいでしょう。

離乳食完了期

生後12〜18カ月ごろの離乳食完了期では、1cm幅の茎や葉先が使用できます。

ゆでたり炒めたりして、歯茎で噛み切れる程度のかたさに調理します。1回あたり40〜50gを目安に離乳食で取り入れるとよいでしょう。

 

ほうれん草の調理のポイント


ほうれん草を離乳食で使う際は、赤ちゃんが食べやすいように調理する必要があります。

今回はほうれん草のアク抜きの方法やすりつぶしの方法など解説するので、参考にしてみてくださいね。

ほうれん草のアク抜きの方法

ほうれん草には、えぐ味成分の「シュウ酸」が含まれています。「シュウ酸」は水に溶けやすい性質があるため、赤ちゃんがおいしく食べられるようにしっかりゆでてアク抜きをしてから与えましょう。

ほうれん草のアク抜きを簡単に済ませたい場合は、電子レンジでアク抜きをする方法もおすすめです。
初期や中期では、しっかりアク抜きできる鍋での加熱方法がおすすめです。

<鍋でアク抜きをする方法>
①鍋にたっぷりのお湯を沸かす
②洗ったほうれん草をゆでる
③水気を切る

<電子レンジでアク抜きをする方法>
①ほうれん草を水で洗う。
②水気がついた状態で、全体を包むようにふんわりとラップをする。
③耐熱皿にのせて、電子レンジ600Wで2分加熱する。
④流水にさらして、しっかり水気を切る。

ほうれん草のすりつぶしの方法

離乳食初期や中期でほうれん草をペースト状にして与えたい場合は、すりつぶす必要があります。

ほうれん草には繊維が多いので、そのまますりつぶそうと思っても上手く滑らかになりません。すりつぶす際はみじん切りに切ってから、すり鉢などでペースト状にするのがおすすめです。

すりつぶすだけでは繊維が残りやすいため、初期や中期の赤ちゃんではさらに裏ごしをしてあげるとよいでしょう。

<すりつぶしの方法>
①ほうれん草(葉)はゆでてやわらかくしておく。
②みじん切りにする。
③すり鉢ですりつぶす。
④裏ごししてペースト状にする。

ほうれん草ペーストのレシピ


【材料(作りやすい分量)】
・ほうれん草(葉)…1/2袋(約100g)

【作り方】

1)ほうれん草はしっかり洗って泥を落とす。

2)たっぷりのお湯を沸かし、1)を3分程度ゆでる。

3)流水にさらし、しっかり水気を切る。

4)みじん切りにする。

5)すり鉢ですりつぶし、裏ごしする。

鉄分をより効果的に摂取するのにおすすめなにこにこ鉄分

赤ちゃんが積極的に補いたい鉄分が豊富に含まれているほうれん草。ほうれん草を離乳食でたくさん使いたいと思ってはいても、下ごしらえが面倒だと感じているママやパパも多いのではないでしょうか。

ほうれん草に豊富な鉄分を手軽に補いたい方には「にこにこ鉄分」がおすすめです!

「にこにこ鉄分」は赤ちゃんが不足しがちな鉄分や成長に必要なタンパク質やカルシウム、ビタミンやミネラルがまとめて補える粉末タイプの健康補助食品です。


普段の料理に1本ふりかけるだけで、簡単にほうれん草2束分の鉄分を補えます。

アク抜きやすりつぶし、裏ごしなどをしたくないけど栄養はしっかり摂りたい!と思っている方はぜひ試してみてくださいね。





おわりに


赤ちゃんの成長に必要な鉄分やビタミンA、ビタミンCなどの栄養素が豊富なほうれん草。

離乳食で使う際はえぐ味を取り除くためにアク抜きをしたり、赤ちゃんが食べやすいようにすりつぶしたり裏ごしをしたりする必要があります。

ほうれん草ペーストは冷凍保存もできるので、多めに作って冷凍保存しておくのもおすすめです。ぜひ毎日の離乳食作りで、栄養満点のほうれん草を取り入れてみてくださいね。

【ライタープロフィール】

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

【管理栄養士監修】離乳食の進め方(離乳食完了期・12〜18ヶ月頃・パクパク期)

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離乳食完了期とは?

離乳食の完了期は、生後12〜18カ月ごろを目安に開始します。今までは食べ物を歯茎でつぶして食べていた赤ちゃんが、歯茎で噛み切りながら食べられるようになってきます。

手づかみ食べだけでなくスプーンやフォークにも興味を示すようになるため、離乳食を与える際は完了期の赤ちゃんの成長に合わせた食べ物を用意してあげましょう。

<離乳食完了期を開始する目安>
・1日3回の食事のリズムがついている
・手づかみ食べができる
・口を上下左右に動かして食べられている
・食べ物を前歯でかじり取れる    など

 

離乳食完了期(12〜18ヶ月)における離乳食の進め方


幼児食に移行するための最終ステップでもある完了期。必要な栄養素の大半を食事から補えるようになってきます。

大人とほとんど同じ食べ物を食べられるようになるので取り分けやすくはなりますが、まだかたい食べ物や味の濃い料理は向いていません。

離乳食完了期を進めるにあたって知っておきたい食材の大きさやかたさ、1回の目安量やスケジュールなど離乳食の進め方について管理栄養士が解説します。

完了期の食材の大きさとかたさ

離乳食完了期になると、上下の前歯8本が生えそろいます。歯茎で噛み切れるようになってくるため、比較的かたい食材でもしっかり加熱すれば食べられるようになります。

食材を角切りや千切りにする場合の大きさは、1cm程度にしてあげましょう。また手づかみ食べをするメニューは、スティック状や楕円形などかじり取りやすい形状にしてあげるといいですね。

完了期の赤ちゃんが食べるメニューは、ハンバーグや肉団子程度のかたさになるように作りましょう。大人の料理を再度やわらかく煮て、水を加えて薄味にしたものを与えるのもおすすめです。

 

完了期の1回の目安量

まだ大人に比べると1回で食べられる量は少ないため、1日3食の離乳食以外に1〜2回のおやつ(補食)を取り入れます。

軟飯やごはんなどの炭水化物、肉や魚、大豆製品などのタンパク質、野菜や果物、海藻類などのビタミンやミネラルが補える食べ物を組み合わせましょう。

1回の目安量をしっかり食べてくれないという場合は単純に赤ちゃんが少食な可能性もありますが、おやつ(補食)を離乳食の直前に食べ過ぎていないかなどの確認もしてみてくださいね。

 

完了期のスケジュール

離乳食完了期ごろの赤ちゃんでは1日3回の食事リズムを大切にして、生活リズムを整えてあげましょう。

1歳を超えて離乳食をしっかり食べられている場合は、ミルクを卒業する赤ちゃんも多くなります。

おやつ(補食)は離乳食に影響が出ない時間に与え、おにぎりやいも類、果物やヨーグルトなどの食べ物を取り入れましょう。また最後の離乳食の消化や吸収が睡眠の邪魔をしないように、遅くても19時までには食べ終えるようにしてあげるのがおすすめです。

<離乳食完了期のタイムスケジュールの目安>
7時   離乳食
10時 補食(おやつ)
12時 離乳食
15時 補食(おやつ)
18時 離乳食

離乳食完了期(12〜18ヶ月)の赤ちゃんが食べられるもの

いろんな種類の食べ物を上手に食べられるようになってくる離乳食完了期。主食やおかず、副菜がそろったバランスのいい食事を意識して与えましょう。

おやつには、ママやパパが手軽に用意できる栄養のある食べ物がおすすめです。

離乳食完了期の赤ちゃんが食べられるおすすめの食べ物を紹介するので、参考にして取り入れてみてくださいね。

【主食】離乳食完了期の赤ちゃんが食べられるもの

炭水化物などの主食は、赤ちゃんの活動に必要不可欠なエネルギー源となる食べ物。
離乳食完了期の主食には、軟飯やごはん、食パンやロールパン、うどんなどの麺類がおすすめです。

軟飯やごはん、食パンやロールパンは手づかみ食べしやすいようにおにぎりにしてあげたり、スティック状に切ってあげたりするのもよいでしょう。

麺類はスプーンですくいやすいように1cm幅程度の長さに切ってあげるとよいですね。

<主食向きの食べ物と1回の目安量・形状>
軟飯(80g)…おにぎり
ごはん(80g)おにぎり
食パン(8枚切り1枚・約50g)耳を切り落とし、1cm角かスティック状
ロールパン(35〜45g)1cm角かスティック状
ゆでうどん(1/2玉・約100g)1cmの長さに切る
そうめん(乾麺で60〜80g)1cmの長さに切る
スパゲティ(40g)1cmの長さに切る
オートミール(30〜40g)2〜3倍の水を加えて戻す

【おかず】離乳食完了期の赤ちゃんが食べられるもの

赤ちゃんのからだを作るタンパク質を補えるおかず。
肉類や魚類、大豆や大豆製品、乳製品などを離乳食でも積極的に取り入れましょう。

完了期になるとほとんどの種類の肉類や魚類を食べられるようになりますが、脂肪分の多い肉類や小骨が多い魚類、刺身や生卵などの生ものは向いていません。

自分で手づかみ食べができるように工夫してあげるのもよいでしょう。

<おかず向きの食べ物と1回の目安量・形状>
肉類(15〜20g)加熱後小さく刻む
魚類(15〜20g)加熱後、皮と骨を取り除き1cm角にほぐす
豆腐(50〜55g)1cm角に切る
高野豆腐(乾物で6〜8g)水に戻してから1cm角にする
納豆(1/2パック・約20g)糸引き納豆もしくはひきわり納豆
卵(全卵1/2〜1/3個)卵そぼろや卵焼きなど、しっかり加熱して与える

【副菜】離乳食完了期の赤ちゃんが食べられるもの

副菜は、からだの調子をととのえるビタミンやミネラルを補える食べ物です。野菜類やきのこ類、海藻類などの食べ物を取り入れましょう。

ただし繊維が多い特徴がある野菜類やきのこ類、海藻類などの食材は、赤ちゃんが噛み切りにくいデメリットもあります。調理する際は繊維を断つように切ったり、小さく刻んであげたりする工夫を取り入れてみてください。

<副菜向きの食べ物と1回の目安量・形状>
野菜類や果物類(40〜50g)1cm角かスティック状など
きのこ類や海藻類(少量)細かくみじん切りにする

 

【おやつ】離乳食完了期の赤ちゃんが食べられるもの

離乳食の完了期では1日3回の食事に加えて、1〜2回程度のおやつ(補食)を与えます。

おやつ(補食)の量は、1回の離乳食の量の1/3程度を目安にしておくのがおすすめです。

市販のお菓子を利用する場合は、1日あたり135〜140kcal程度になるように取り入れるとよいでしょう。

<おやつ向きの食べ物と1回の目安量>
おにぎり(70g)
焼き芋(50g)
牛乳(100ml)
ヨーグルト(80〜100g)
みかん(1個)

バナナ(1/2本)

離乳食完了期(12〜18ヶ月)のおすすめレシピ3選

自我が芽生え出して自分で食べたい気持ちが強くなる生後12〜18カ月ごろの離乳食完了期。手づかみ食べやスプーンを使って食べられるレシピを取り入れるとよいでしょう。

まだ上手にスプーンが使えない赤ちゃんには、食材をすくいやすいように水分量を減らしてとろみが出るように調理してあげるのもおすすめです。

「白菜とツナのクリームうどん」


【材料(1回分)】
・ゆでうどん…1/2玉(約100g)
・白菜…20g
・玉ねぎ…10g
・ツナ缶(水煮)…1/2缶(約40g)
・水…150ml
・牛乳…80ml
・コンソメ…少々

【作り方】
①ゆでうどんは1cm長さに切る。白菜と玉ねぎは1cm長さの短冊切りにする。
②鍋に白菜と玉ねぎ、ツナ缶と水を加えて弱火でやわらかくなるまで煮る。
③ゆでうどん、牛乳、コンソメを加えて弱火で5分程度煮る。

「ひじき入り豆腐ハンバーグ」


【材料(作りやすい分量)】
・鶏ひき肉…100g
・絹ごし豆腐…100g
・ひじき…少々
・にんじん…20g
・サラダ油…適量
(A)
・みそ…小さじ1/2
・砂糖…小さじ1/2
・片栗粉…大さじ1

【作り方】
①豆腐は水切りをしておく。ひじきは水で戻しておく。
②ひじきとにんじんをみじん切りにする。
③ボウルに②と鶏ひき肉、水切りした豆腐とAを加えてしっかり混ぜ合わせる。
④フライパンに油を熱し、楕円形に成形した③を両面焼く。
⑤水大さじ2(分量外)を加えて蓋をし、弱火で中に火が通るまで蒸し焼きにする。

「おやつにもおすすめ!かぼちゃ団子」


【材料(作りやすい分量)】
・かぼちゃ…100g
・きなこ…大さじ1
・砂糖…小さじ2
・片栗粉…大さじ1

【作り方】
①かぼちゃはやわらかくゆでてつぶす。
②ボウルに①ときなこ、砂糖と片栗粉を加えてしっかり混ぜ合わせる。
③鍋にお湯を沸かし、丸く成形した②を加えてゆでる。1〜2分ゆでて水を切る。

離乳食完了期(12〜18ヶ月)に関するよくある質問

ミルクだけでなく、1日3回の離乳食からほとんどの栄養を補えるようになる完了期。「噛まずに丸呑みしてしまう」「食べたものを口から出してしまう」「外食の時の離乳食はどうすればいいの?」など気になるママやパパも多いのではないでしょうか。

今回は保育園勤務の管理栄養士が、離乳食完了期の食事に関するよくある質問にお答えしていきます。

食べ物を噛まずに丸呑みしてしまいます。

食べ物を噛まずに丸呑みしてしまうと、食べるスピードも早くて心配になってしまいますよね。

丸呑みしてしまう原因にはさまざまな要因が考えられますが、食事の経験を積むことで自然と治ってくるようになります。

丸呑みして吐き戻してしまったりえずいてしまう場合は、窒息予防のためにもひと口で食べられる大きさの食べ物を用意してあげるとよいでしょう。あえてかじり取って食べられる大きめの食べ物を与え、自分のひと口量を知ってもらう方法もおすすめです。

 

スプーンを持ちたがります。手掴みからスプーンに切り替える時期は?

赤ちゃんは生後12〜18カ月ごろになるとスプーンに興味を示すようになります。1歳を超えてスプーンを持ちたがる場合は、離乳食の時に持たせてあげるとよいでしょう。

徐々にスプーンの使い方に慣れていくことで、上手に使えるようになってきます。最初のうちは手づかみ食べと並行して、スプーンで食べるメニューも組み合わせてあげるのがおすすめです。

赤ちゃんが上手にスプーン食べができないうちは、ママやパパが手を添えてサポートしてあげてみてくださいね。

食べたものを口から出してしまいます。

せっかく作った離乳食を口から出されてしまうと、悲しくなったりイライラしたりしてしまいますよね。

完了期の赤ちゃんが食べ物を口から出してしまう場合は、味よりも形状に対して嫌がっている場合が多くあります。赤ちゃんの発達に合った食べやすい形状になっているか確認してみるとよいでしょう。

繊維が多い野菜類は細かくみじん切りにしてみたり、パサパサしやすい肉や魚は水溶き片栗粉でとろみをつけてあげたりすることで食べやすくなるのでぜひ試してみてください。

 

好き嫌いがあります。

1歳を超えると自我が芽生えるようになるため、好き嫌いが激しくなる赤ちゃんも多くなります。

離乳食を見ただけで食べてくれない場合は、初めてみる食べ物に警戒している可能性もあります。普段から食べ慣れているものをベースに、食べ慣れない食材を混ぜて与えるとよいでしょう。

また苦味や酸味、青臭さの強い食べ物を嫌がるようになる時期でもあります。調理の際に少量のケチャップやマヨネーズなど、調味料を加えて苦手な味をやわらげる工夫を取り入れてみるのもよいでしょう。

 

じっと座って食べてくれません。

最初は座ってくれるのに、すぐに立ち上がって食べてくれなくなると困ってしまいますよね。絶対に座らせないといけないと考えてしまうと、どうしてもママやパパの精神的負担が大きくなってしまいます。

1歳や2歳のうちは動いていたい時期でもあるので、立った状態でも食べてくれているのであればよいと考えてしまうのもおすすめです。ただし寝転んだ状態で食事を与えると窒息事故の恐れもあるため避けましょう。

座って食べる機会は作り、座って食べられた時にはしっかり褒めてあげるといいですね。


下痢の時におすすめの離乳食レシピはある?

ほとんど大人と同じような食材を食べられるようになる完了期。

下痢の時は脱水状態に陥りやすくなるため、水分補給ができる消化のいい食べ物を取り入れてあげましょう。

おかゆや雑炊、汁物などのメニューがおすすめです。
また食材は小さく刻んであげた方が消化に時間がかからないのでぜひ試してみてください。

胃腸が未発達な完了期では、下痢の時にかかわらず揚げ物などの脂っこい食事や刺激の強い香辛料などは避けましょう。


外食の時の離乳食はどうすればいい?

外食時の離乳食は自宅から持参する方法や、大人のメニューから取り分ける方法おすすめです。

ただし外出してからすぐに離乳食食べない場合は、自宅からの持参はおすすめしません。長時間食べない可能性がある場合は菌が繁殖しやすいため、衛生面を考慮して避けましょう。

外食で大人のメニューから取り分けてあげる場合は、塩分が濃くなり過ぎてしまう可能性があります。
大人のメニューから取り分ける場合は、水で薄めて与えるなどの工夫を取り入れてみてくださいね。

 

離乳食完了期(12〜18ヶ月)におすすめのベビーフード にこにこ鉄分




食事から栄養をしっかり補う必要がある離乳食完了期では、「にこにこ鉄分」がおすすめです!

料理にふりかけたり、混ぜたりするだけで簡単に使える「にこにこ鉄分」は、食事だけでは不足しがちな鉄分やタンパク質、カルシウムなどの栄養素を手軽に補えます。

好き嫌いが激しかったり、離乳食をあまり食べてくれなかったりして、栄養が足りているか心配に感じているママやパパはぜひ試してみて下さいね。


おわりに


離乳食の最終ステップでもある生後12〜18カ月の離乳食完了期。

ほとんど大人と同じ食べ物を食べられるようになる時期ではありますが、かたい食べ物や味の濃い食べ物はまだ向いていません。赤ちゃんが食べやすいように、歯茎で噛み切れる程度のかたさのものを薄味にして与えてみて下さいね。

手づかみ食べだけでなくスプーン食べなどの機会も与えてあげて、赤ちゃんのペースで食事を楽しめるように見守ってあげましょう。

 

【ライタープロフィール】

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

【管理栄養士監修】離乳食の進め方(離乳食後期・9〜11ヶ月頃・カミカミ期)

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離乳食後期とは?

生後9〜11カ月を目安に開始する離乳食後期では、離乳食が1日3回になります。

今までは食べ物を舌でつぶして「もぐもぐ」と食べてきた赤ちゃんも、生後9〜11カ月ごろになると歯茎でつぶして「カミカミ」しながら食べられるようになるため、成長に合わせた離乳食を取り入れてあげましょう。

3回食を開始してもいいか迷った時は、食事中に見られる赤ちゃんからのサインを観察しながら移行してあげるのもよいでしょう。

<離乳食後期を開始するサイン>
・食べ物を丸呑みせず、もぐもぐして食べられる
・手でつかんで食べようとする
・食べ物をじっと見て興味を示している
・お座りが安定してできるようになる

 

にこにこ鉄分

離乳食後期(9〜11ヶ月)における離乳食の進め方

離乳食後期の子供の画像

「離乳食後期ではどんなスケジュールにすればいい?」「1回で与える量はどのくらい?」「大きさやかたさはどうやって変えればいい?」など疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

1日に与える離乳食の回数や食べられる食材と量、食べ物のかたさの目安やおすすめのメニューなどを紹介します。

1日に与える回数

後期食が始まると、1日に与える離乳食の回数は3回になります。3回食での離乳食やミルクの時間帯など、スケジュールについての決まりは特にありません。
赤ちゃんの生活リズムに合わせて、3回の食事を組み込んでいくとよいでしょう。

ただし夜遅くの時間に離乳食を与えるとからだに負担がかかってしまうので、19時までには食べ終えるようにしておくのがおすすめです。

3回食のスケジュール目安

 6時:母乳またはミルク
10時:離乳食+母乳またはミルク
14時:離乳食+母乳またはミルク
18時:離乳食+母乳またはミルク
22時 母乳またはミルク

食材の量・種類

離乳食後期に必要な食材量と種類

後期食では母乳やミルクだけでは全ての栄養を補えなくなってくるため、いろんな食材から栄養を補うのもポイントです。
おかゆや軟飯、うどんなどの炭水化物と肉や魚などのタンパク質、野菜や果物などのビタミンやミネラルが補える離乳食を用意してあげましょう。

後期食におすすめの食べ物の種類

炭水化物:5倍がゆや軟飯、食パン、うどん、そうめん、パスタなど
タンパク質:豆腐、きなこ、納豆、白身魚や赤身魚、しらす、ツナ缶など
ビタミンやミネラル:にんじん、かぼちゃ、トマト、ほうれん草、小松菜、バナナ、いちごなど
調味料:塩、砂糖、しょうゆ、みそ、ケチャップ、マヨネーズなど少量であれば可能

1回の離乳食の量がわからないという場合は、下記「後期食の1食量の目安」を参考に実際に作ってみてくださいね。

離乳食後期の1回目安量

かたさ・大きさの目安

後期食では、バナナ程度の歯茎でつぶせるかたさの食べ物を与えましょう。

生後9〜11カ月ごろになると上下の前歯4本が生えそろいます。
歯が上下に生えることによって、口の中が広くなり食べ物を上手に歯茎でつぶせるようになってきます。前歯を使って噛みきれるものや、歯茎でつぶせるかたさの食べ物を与えましょう。

また食べ物の大きさは、7mm角程度のものやスティック状にしたものがおすすめです。
手で持って食べやすいように小判型にしたり、握りやすい大きさの形状にしたりするのもよいでしょう。

 

手づかみ食べしやすいメニュー

生後9〜11カ月ごろになると、赤ちゃんは自分の手で食べ物を掴んで口に入れようとし始めます。赤ちゃんが自分で食べられるように、手づかみ食べしやすいメニューを取り入れてあげましょう。

手づかみ食べが上達すると、スプーンやフォークを上手に持てたり食器をうまく使いながら食べられたりするメリットがあります。

ただし離乳食後期の赤ちゃんはまだ上手に食べられず、食べ物を床に落としたり汁物をこぼしてしまったりする時期でもあります。

床にビニールシートを敷いたりエプロンを付けたりして、汚れてもいい環境を作るとママやパパの精神的な負担も軽減できるので試してみてください。

離乳食後期(9〜11ヶ月)のおすすめレシピ3選

手づかみ食べが始まる離乳食後期では、自分で持って食べられるメニューがおすすめです。

まだ上手に食べられないため、赤ちゃんが持ちやすいような形状にしてあげたり前歯でかじり取って食べられたりするレシピを取り入れるとよいでしょう。

「きなこロール食パン」

きなこロール食パン

【材料】
・サンドイッチ用食パン…1枚
・きなこ…大さじ1
・砂糖…小さじ1/2
・水…大さじ1

【作り方】
①きなこと砂糖、水はしっかり混ぜ合わせておく。
②サンドイッチ用食パンを手で押して薄く平らにする。
③②に①を塗って、手前から奥に向かって巻く。
④ラップに包んでしっかり形をつけて、包丁で7mm幅に切る。

「ツナとブロッコリーの和風おやき」

ツナとブロッコリーの和風おやき

【材料】(1〜2回分)
・じゃがいも…1/2個
・ブロッコリー…20g(小房2個分)
・ツナ缶(油漬け)…小さじ2
・しょうゆ…数滴
・片栗粉…小さじ2

【作り方】
①じゃがいもとブロッコリーはやわらかくなるまでゆでる。
②じゃがいもはフォークなどでつぶし、ブロッコリーはみじん切りにする。
③ボウルに②とツナ缶、しょうゆと片栗粉を加えてしっかり混ぜ合わせ、楕円形に成形する。
④フライパンに油を熱し、③を両面焼く。

「スティックお好み焼き」

スティックお好み焼き

【材料】(2〜3回分)
・キャベツ…40g
・にんじん…20g
・小麦粉…大さじ3
・水…大さじ3
・しょうゆ…数滴
・サラダ油…適量

【作り方】
①キャベツとにんじんはやわらかくゆでて、みじん切りにする。
②ボウルに小麦粉と水、しょうゆを加えてしっかり混ぜ合わせ、①を加える。
③フライパンに油を熱し、スプーン2本を使って③を丸く落とす。弱火〜中火で両面焼く。
④水大さじ1(分量外)を加えて弱火で中に火が通るまで加熱する。
⑤スティック状に切る。

離乳食後期(9〜11ヶ月)に関するよくある質問

質問

食事が1日3回になり、離乳食からも栄養を補えるようになる離乳食後期。
「離乳食を嫌がって食べてくれない」「食べると咳き込んでしまう」「手づかみ食べでどんどん食べて口に詰め込んでしまう」など心配になるママやパパも多いですよね。
保育園勤務の管理栄養士が、離乳食後期の食事に関するよくある質問にお答えしていきます。

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない

離乳食後期になると、遊び食べや食べムラが多くなってきます。せっかく用意した食べ物で遊ばれてしまったり、なかなか食べてくれないとイライラしてしまいますよね。

離乳食を食べてくれない場合は、発達に合った形状や味付けになっているか確認してみましょう。

また前の食事から時間間隔があまり空いていないとおなかがいっぱいで食べないこともあるので、スケジュールを見直してみるのもおすすめです。

最初は食べてくれても集中力が切れると食べなくなってしまう場合は、テレビをつけないようにしたりおもちゃが見えないようにしたりして食事の環境を見直してみるのもよいでしょう。

集中して食べてくれない場合は、あらかじめ食事の時間を20〜30分程度と決めて離乳食を終わらせる時間を決めておくのもおすすめです。

 

口から食べ物を出してしまう

口に入れた食べ物を出してしまう場合は、食べにくさから嫌がっている可能性も考えられます。また苦味や酸味、青臭さが強い食材だと、嫌がって口から出してしまうこともあります。

離乳食はバナナや肉団子程度のやわらかさになっているか、食べ物の大きさは大きすぎたりしていないかなどを確認してみてください。

また肉や魚などの水分の少ないパサパサした食材は口の中でまとまりにくく、食べにくい特徴がある食べ物です。

水溶き片栗粉でとろみをつけてあげたり、おかゆと混ぜてあげたりする工夫をすると食べやすくなるのでぜひ試してみてくださいね。

 

離乳食のバリエーションがない

離乳食のバリエーションが少ないことに悩むママやパパも多いですよね。赤ちゃんが食べてくれるのであれば、いつも同じメニューになってしまっても問題ありません。

変化をつけたい場合は普段角切りにしているものを千切りやスティック状にしてみたり、調味料を少し変えて与えてたりするのもよいでしょう。

大人の料理を味付けする前に取り分けて離乳食を作ると、献立を考える負担が軽減できてバリエーションも広がるので試してみてください。

口の中に詰め込みすぎてしまう

離乳食後期ごろの赤ちゃんは、まだ自分がひと口でどのくらいの量を食べられるか理解できていません。
手づかみできるメニューを取り入れると、口の中にどんどん詰め込みすぎてしまってむせてしまうなんてこともよくありますよね。

赤ちゃんが自分のひと口量を知るためには前歯でかじり取れるスティック状にしてみたり、目の前に置く食べ物を少量ずつにしてみたりするなどの工夫がおすすめです。

離乳食中に眠ってしまったら起きた時に食べさせる?

離乳食を食べている最中に赤ちゃんが眠ってしまうと、起きてから再度食べさせた方がいいのか気になりますよね。
母乳やミルクはしっかり与え、離乳食は次の時間から再開するとよいでしょう。

また一度手をつけた離乳食を次の離乳食で使うのは、衛生面を考慮して避けておきましょう。
離乳食中に寝てしまうことが多い場合は、あらかじめ盛り付ける量を少なめにしておくのがおすすめです。

 

出かける時の離乳食はどうすればいい?

外出時の離乳食はどうすればいいの気になりますよね。
外出先ですぐに食べる予定がある場合は、離乳食のお弁当を持って行くのもおすすめです。
ただし夏場だったり長時間持ち歩く予定がある場合は、菌が繁殖しやすいため避けましょう。

外食をする場合は離乳食のメニューがある店を選んだり、ベビーフードを利用したりするのもおすすめです。

栄養バランスが取れているか不安

生後9〜11カ月ごろになると、母乳やミルクだけでは全ての栄養を補えなくなってきてしまいます。
そのため離乳食を1日3食食べる必要がありますが、離乳食をあまり食べてくれないと栄養不足が心配になってしまいますよね。

遊び食べや食べムラが目立つようになる時期でもあるので、栄養バランスは2〜3日で補うと考えておくのもよいでしょう。

また赤ちゃんはママのおなかにいる時にもらっていた鉄分が生後6カ月ごろから減少し始め、生後9カ月ごろになると鉄欠乏による症状が現れ出すこともあります。

生後9カ月以降で離乳食を全然食べなかったり、肉や魚など鉄分の多い食べ物を嫌がる場合は離乳食と一緒にフォローアップミルクを利用してみるのもよいでしょう。

 

栄養バランスの取れた離乳食に にこにこ鉄分

「にこにこ鉄分」は生後9〜11カ月ごろの後期食で、赤ちゃんが離乳食を全然食べてくれない時や栄養不足が気になる時におすすめです。

生後9カ月ごろで不足しやすい鉄分を手軽に摂取できるだけでなく、タンパク質やカルシウム、ビタミンやミネラルなどの赤ちゃんの成長に必要な栄養素をまとめて補えます。

ほとんど無味無臭の粉末タイプなので、絶対に食べてくれる食べ物に加えて与えてみるとよいでしょう。簡単に栄養バランスのいい離乳食を用意したい方は、ぜひ試してみてくださいね。

にこにこ鉄分

よくある質問

Q1. 子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?
A. 貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。
Q2. 子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?
A. 1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。
Q3. 鉄分を多く含む食材には何がありますか?
A. レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。
Q4. 子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?
A. ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。
Q5. 鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?
A.1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包親子で利用することが可能です。

おわりに

離乳食後期の食事

生後9〜11カ月の後期食では、離乳食が1日3回になったり遊び食べや食べムラが多くなったりするため、イライラしたり悲しくなったりするママやパパも多いですよね。
赤ちゃんが自分で食べる手づかみ食べは、食べる意欲を引き出したり食器や食具を上手に使えるようになったりするメリットがあるので、ママやパパの精神的や身体的に負担にならない程度に楽しませてあげるとよいでしょう。
ぜひこの記事を参考に、離乳食後期の赤ちゃんの「自分で食べる力」をサポートしてみてください。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

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赤ちゃんが離乳食を食べてくれない!原因と対策を時期別に解説【管理栄養士執筆】

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赤ちゃんが離乳食を食べてくれない!

離乳食は母乳やミルクだけでは足りない栄養を補ったり、食べ物を噛んで飲み込む練習をしたりする目的があります。大人の料理とは違った離乳食を毎日作るのは大変ですよね。

一生懸命作った離乳食を赤ちゃんが食べてくれないことに悩むママやパパも多くいらっしゃいます。

今回は保育園管理栄養士が赤ちゃんの時期別に離乳食を食べない原因と対策を紹介します。

離乳食を食べなくても大丈夫なケースについても解説するので、赤ちゃんが食べてくれなくて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

にこにこ鉄分

離乳食を食べてくれない赤ちゃんは多い

毎日の離乳食作りは大変。赤ちゃんが食べてくれないとついイライラしてしまいますよね。

厚生労働省「平成27年度乳幼児栄養調査」より、離乳食について困ったこととして「食べる量が少ない」と回答している方は21.8%と報告されており、離乳食の悩みの中でも多い傾向があります。

赤ちゃんが食べてくれないことが続くと「いつから食べられるようになる?」「いつまで続くの?」など不安になってしまいますよね。

離乳食を食べる量や進むペースは赤ちゃんによって違っています。規定量を食べないからといって不安にならずに、赤ちゃんのペースで見守ってあげるとよいでしょう。

赤ちゃんの栄養が取れているか心配、、

離乳食を食べてくれないことが続くと、栄養不足にならないか心配になってしまいますよね。
赤ちゃんは生後6ヶ月ごろから、徐々に鉄分などの栄養素が不足しやすくなってきます。

生後9ヶ月以降になると離乳食は1日3回になり、赤ちゃんの栄養の約60〜70%を離乳食から補るようになってきます。

初期や中期では離乳食だけではまだ母乳やミルクもしっかり飲んで栄養補給をしているため、食べないことで神経質にならなくても大丈夫です。栄養不足が気になる場合は、身長や体重が成長曲線に沿っているか確認してみるとよいでしょう。

離乳食を食べてくれない理由は?

一生懸命離乳食を作っても、食べさせようとすると泣いてしまって食べないとイライラしてしまいますよね。

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない理由にはさまざまな要因が考えられます。

一時的に嫌がっているだけで離乳食を食べない時期は長く続かないこともあるので、急に食べ出すかもしれないと気長に見守ることも大切です。

赤ちゃんの心の成長やからだの発達によって食べない原因も変わっていくため、月齢に合わせた対策を行うとよいでしょう。

【離乳食初期】赤ちゃんが離乳食を食べてくれない原因と対策

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない原因と対策

生後5〜6ヶ月ごろから始まる離乳食初期。
今まで母乳やミルクしか口にしたことのなかった赤ちゃんが、生まれて初めて食べ物を口にする時期でもあります。

離乳食初期の赤ちゃんはまだ噛むことができないため、ごっくんと飲み込みやすいペースト状の食べ物を与えましょう。離乳食開始後の赤ちゃんが離乳食を食べない原因や対策について解説します。

【離乳食初期】離乳食を食べない原因

生後5〜6ヶ月の初期ではまだ離乳食に慣れていないために警戒して食べなかったり、ごっくんと飲み込みにくい形状だったりすると離乳食を食べないことがあります。

またスプーンを入れても舌で押し返してくる場合は、生後5〜7ヶ月ごろに消失する哺乳反射がまだある可能性もあります。

哺乳反射が消失していない赤ちゃんは、離乳食を開始するのを少し待ってあげてもよいかもしれません。

【離乳食初期】離乳食を食べないときの対策

初期の赤ちゃんが離乳食を食べない時は、食べやすい形状に工夫してあげたり離乳食を開始してもいい時期になっているか改めて確認してみたりするとよいでしょう。

<離乳食初期で食べない時の進め方>
・飲み込みやすいように裏ごしする
・食べ物の粒が残らないようになめらかにする
・固形のものを食べない場合は、おかゆの上澄みだけを与えてみる
・哺乳反射が消失するまで離乳食の開始は待つ
・どうしても食べない時は母乳やミルクを与え、離乳食は中断してもいい

【離乳食中期】赤ちゃんが離乳食を食べてくれない原因と対策

離乳食中期の離乳食を食べない原因 生後7〜8ヶ月ごろの離乳食中期。
離乳食にも徐々に慣れてくるこの時期には、1日2回の離乳食が開始します。

食べ物を舌でつぶせるようになるので、豆腐くらいのかたさのものを与えましょう。
最初はすりつぶした食材などを与え、みじん切りにしたやわらかい食材も食べられるようになります。

【離乳食中期】離乳食を食べない原因

生後7〜8ヶ月ごろの中期では、徐々に食べ物に慣れてきてはいるものの、固形物などはまだ上手に食べられません。

食材が大きすぎたり、繊維が残っていたりすると嫌がってしまいます。また水分量が少ない食材は、口の中でまとまりにくいため食べにくさから出してしまうこともあります。

昨日は食べたのに今日は食べてくれないなどの食べムラが現れる時期でもあります。

【離乳食中期】離乳食を食べないときの対策

中期の赤ちゃんが離乳食を食べない場合は、食べやすいように調理を工夫したり与える時間帯を見直してみたりするのもよいでしょう。

<離乳食中期を食べない時の進め方>
・豆腐くらいのやわらかさのものを与える
・食材を切る際はみじん切りにする
・水溶き片栗粉などでとろみをつける
・赤ちゃんのペースに合わせて口に運ぶ
・足の裏が床や椅子の足置きに付くようにして座らせる

【離乳食後期】赤ちゃんが離乳食を食べてくれない原因と対策

離乳食後期の赤ちゃんが離乳食を食べてくれない原因 生後9〜11ヶ月ごろの後期では離乳食が1日3回になり、食事のリズムをつけられるようになる時期です。
自分で食べることに興味を持ち出すようになり、遊び食べも多くなってきます。

歯茎で食べ物をつぶせるようになってくるので、バナナ程度のやわらかさのものを与えましょう。

手づかみ食べができるようになる時期でもあるので、赤ちゃんが自分で持ちやすいスティック状やひと口大の大きさの食べ物を用意してあげるのもよいでしょう。

【離乳食後期】離乳食を食べない原因

生後9〜11ヶ月ごろの後期では、遊び食べが多くみられるようになってきます。
赤ちゃんによっては単調な薄味の離乳食に飽きてしまって食べなくなることもあります。

まだ歯で噛み切って食べ物を食べられないため、かたすぎるものを与えるのは避けましょう。
手づかみ食べにおすすめのスティック野菜もゆでてやわらかくしてから与えます。

【離乳食後期】離乳食を食べないときの対策

後期で赤ちゃんが離乳食を食べない時は、発達に合った形状になっているか見直してみたり手づかみ食べをさせてあげたりするのもおすすめです。

遊び食べが多い場合は、食事の時間をあらかじめ決めておくのもおすすめです。

<離乳食後期を食べない時の進め方>
・固形物はバナナ程度のかたさにする
・少量の調味料を使ってみる
・遊び食べ対策に床に新聞紙やビニールシートを敷く
・食べないものは無理に食べさせない
・たくさん遊ばせてお腹を空かせた状態で離乳食を与える
・おもちゃやテレビなどが見えない食事環境を作る
・どうしても食べない時は30分で切り上げるようにする

赤ちゃんが離乳食を食べなくても大丈夫なケース

赤ちゃんが離乳食を食べなくても大丈夫なケース

赤ちゃんが離乳食を食べてくれないと、栄養不足などが心配で焦ってしまいますよね。

実は離乳食を食べてくれなくても大丈夫なケースもあります。離乳食を食べてくれなくて、精神的にストレスを感じているママやパパはぜひ参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんの体重が増えている

離乳食を食べなくても、赤ちゃんの体重が増えている場合は問題ありません。離乳食を食べてくれないことが続いて心配な方は、成長曲線に沿って体重が増えているか確認してみましょう。

成長曲線に沿って増えていなかったり減っていっている場合は、かかりつけの小児科の医師や保健師などに相談してみるのもおすすめです。

母乳やミルクからの栄養補給が多い時期

赤ちゃんは月齢によっては離乳食だけでなく、母乳やミルクからも栄養を補っています。

離乳食初期や中期など、母乳やミルクからの栄養補給が大半を占めている時期では、離乳食を食べなくても母乳やミルクをしっかり飲めていれば問題はありません。

<離乳食からのエネルギー比率>
初期:約20〜30%
中期:約30〜40%
後期:約60〜70%
完了期:約75〜80%

離乳食後期以降では栄養の大半を離乳食から補うようになってきます。ただし1日単位で栄養を補うとは考えず、1週間単位でいろんな食材から栄養を補えていればよいでしょう。

離乳食を食べてくれない赤ちゃんにおすすめ にこにこ鉄分

にこにこ鉄分

せっかく大変な離乳食を作っても、赤ちゃんが食べないとイライラしてしまいますよね。栄養不足が心配になってしまうママやパパも多いのではないでしょうか。

離乳食を食べない赤ちゃんには「にこにこ鉄分」がおすすめです!「にこにこ鉄分」は、生後6ヶ月の赤ちゃんから食べられる粉末タイプのサプリメントです。

ほとんど無味無臭なので、いつも食べてくれるメニューやヨーグルトなどに混ぜるだけで簡単に子供に必要な栄養素が補えます。

離乳食を食べてくれなくて、鉄分やタンパク質、カルシウムなどの赤ちゃんの成長に必要な栄養素を手軽に補いたい方はぜひ試してみてくださいね。



よくある質問

Q1. 子どもが鉄分不足になると、どんな症状がありますか?
A. 貧血(顔色が悪い、疲れやすい)、集中力低下、食欲不振、イライラしやすいなどの症状が出ることがあります。
Q2. 子どもに必要な鉄分の摂取量はどれくらいですか?
A. 1~2歳で約4.5mg、3~5歳で約5.5mgが目安です。食事からの摂取が基本です。
Q3. 鉄分を多く含む食材には何がありますか?
A. レバー、赤身肉、しらす、かつお、ほうれん草、小松菜、大豆製品などが挙げられます。
Q4. 子どもが鉄分の多い食材を嫌がる場合、どうしたらいいですか?
A. ハンバーグやお好み焼きに混ぜたり、スープにするなど調理を工夫するのがおすすめです。
Q5. 鉄分のサプリメントは子どもに飲ませても大丈夫ですか?
A.1日の推奨量の範囲内であれば問題ありません。にこにこ鉄分は1日1包親子で利用することが可能です。

おわりに

離乳食を食べない原因 一生懸命作った離乳食を赤ちゃんが食べてくれないとイライラしてしまいますよね。

離乳食を食べない原因は赤ちゃんの月齢や発達に応じてさまざまです。赤ちゃんの状況にあった対策を取り入れてみてくださいね。

栄養不足が気になっている方は、栄養補助食品を取り入れてみるのもよいでしょう。

ライタープロフィール

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

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しらすを使った離乳食レシピ
塩抜きの方法から離乳食初期・中期・後期におすすめのレシピをご紹介

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赤ちゃんの離乳食にしらすを使っても大丈夫?


しらすは、生後5〜6カ月ごろの初期から食べられる食材です。赤ちゃんの成長に必要なタンパク質やカルシウム、ビタミンDが豊富に含まれていて、身もやわらかいので離乳食で使う食材に向いています。

しらすを離乳食で使う際は、塩抜きをしたり赤ちゃんの月齢に合わせた形状にしたりして食べやすく工夫をしてあげましょう。

今回は保育園勤務の管理栄養士が離乳食でおすすめのしらすレシピやしらすを離乳食で使う際のポイントをご紹介します。ぜひ記事を参考に、毎日の離乳食作りでしらすを取り入れてみてください。
にこにこ鉄分

離乳食初期のおすすめ
しらすレシピ
【基本のしらすペースト】

【材料(1回分)】
・しらす(塩抜き済み)…小さじ1
・水…小さじ1

【作り方】
①すり鉢にしらすを入れてすりつぶす。
②水を少量ずつ加えて、混ぜ合わせながら再度すりつぶす。


 

離乳食中期のおすすめ
しらすレシピ
【しらすとブロッコリーのとろ煮】

【材料(1〜2回分)】
・しらす(塩抜き済み)…小さじ1
・ブロッコリー(蕾)…20g
・だし汁…大さじ4
・水溶き片栗粉…少々

【作り方】
①ブロッコリーはみじん切りにする。しらすも大きい場合は小さく刻む。
②鍋に①とだし汁を加えて弱火でやわらかくなるまで煮込む。
③水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。

 

離乳食後期のおすすめ
しらすレシピ
【しらすの豆乳リゾット】

【材料(1回分)】
・軟飯…80g
・しらす(塩抜き済み)…小さじ2
・無調整豆乳…80ml
・ピザ用チーズ…少々

【作り方】
①鍋に軟飯としらす、無調整豆乳を入れて弱火にかける。
②ピザ用チーズを加えて混ぜ合わせる。

しらすを離乳食に使用する際のポイント

離乳食初期から食べられるしらすは、赤ちゃんにもおすすめの食材です。ただししらすには塩分が多く含まれているので、離乳食で使う際には塩抜きをしてから調理しましょう。

しらすの塩抜きの方法や、いつまで塩抜きをしなければならないのかなどについて管理栄養士が解説します。

しらすの塩抜きの方法

しらすの塩抜きの方法は、鍋や電子レンジで加熱する方法や熱湯を回しかける方法があります。

離乳食初期や中期で塩分を抑えたい場合は、鍋や電子レンジを使った塩抜きの方法が向いています。

塩抜きをしたしらすは、冷凍保存袋や冷凍保存容器などに移して冷凍保存しておくと使いたい時にすぐに使えるのでぜひ試してみてください。

<鍋で塩抜きする方法>
①鍋に水としらすを加えて2分程度ゆでる。
②しらすをザルに上げて水切りする。

<電子レンジで塩抜きする方法>
①耐熱容器にしらすとかぶる程度の水を加える。
②ふんわりとラップをして、電子レンジ600Wで1分程度加熱する。
③しらすをザルにあげて水切りする。

<熱湯をかけて塩抜きする方法>
①茶漉しやザルにしらすを入れる。
②熱湯を回しかける。

 

しらすの塩抜きはいつまで必要?

しらすの塩抜きは、生後12〜18カ月の離乳食完了期までは必要です。離乳食のうちは、素材本来の味を楽しむことが大切です。

初期や中期など調味料をほとんど使用しない時期では、しらすに含まれている塩分をしっかり取り除きましょう。

生後9〜11カ月ごろの後期以降になって赤ちゃんが薄味の離乳食を食べてくれなくなった場合は、しらすの塩抜きをあえてせずに調味料として利用するのもおすすめです。

 

栄養バランスの取れた離乳食には にこにこ鉄分

しらすに多く含まれているタンパク質やカルシウムは、赤ちゃんの成長に必要不可欠な栄養素です。しらすに多く含まれている栄養を手軽に補いたい方は「にこにこ鉄分」もおすすめです!

にこにこ鉄分は粉末タイプのサプリメントで、赤ちゃんの成長に必要なタンパク質やカルシウム以外にも、鉄分やビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養素をまとめて補えます。

普段の離乳食で栄養バランスが取れているか心配な方や、赤ちゃんが栄養のある食材を食べてくれない場合は、ぜひ料理に混ぜて試してみてください!

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おわりに


タンパク質やカルシウムなどの成長に必要な栄養素が豊富に含まれているしらすは、離乳食初期から食べられるおすすめの食材。

離乳食のうちは塩抜きをする必要がありますが、生後9〜11カ月以降で調味料の代わりとしてそのまま取り入れるのもよいでしょう。

今回紹介したしらすの離乳食レシピを参考に、ぜひご家庭でもしらすを離乳食で取り入れてみてくださいね。

【ライタープロフィール】

谷岡 友梨
保育園の管理栄養士として働きながら、ママやパパからの離乳食相談や離乳食や幼児食のレシピ考案にも携わっている。
1児の娘の母として仕事と育児の両立に奮闘中。

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